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レーヴァティン
第二百三十話 飢饉その二

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「やがてな」
「城に本格的に入られ」
「そうしてですか」
「そしてそのうえで」
「政を執られ」
「戦もですな」
「ことを進める、では城の再建を進めていく」
 こう言ってだった。
 英雄は城の再建を進めさせた、そうして戦局も聞くが。
「やはり平泉は強いか」
「兵は少ないですが」
「その兵が強いです」
「ただ強いだけなく馬術に長け」
「かつ地の利を心得ていて」
「しかも寒さにも強いです」
「そうだな、ようやく仙台と山形を手に入れたが」
 それでもというのだ。
「まだな」
「戦はです」
「続きます」
「こちらの数と装備に果敢に対しています」
「その強さと地の利で」
「そうか、ならだ」
 英雄はその話を聞いて言った。
「空船をよりだ」
「増やし」
「そうしてですか」
「対しますか」
「ここにある控えの空船達を出す」
 前線にというのだ。
「そして敵を上から見てな」
「対しますか」
「やはり空から見るのがいいですか」
「それでそうしますか」
「そうする、そしてだ」
 そっれでというのだ。
「そのうえでな」
「はい、それでは」
「それではですね」
「敵が地の利を活かしても」
「そうして戦っていても」
「上から見て伏兵も見破りだ」
 そうしてというのだ。
「奇襲に対する、またものは不足する前にだ」
「空船からも状況を見て」
「上からですね」
「そうもして」
「そしてですね」
「送る、前線の者が痩せ我慢をしようとも」
 そうしてものは充分と言ってもというのだ。
「見ればわかるからな」
「それで、ですね」
「上から見ていく」
「空船を増やし」
「そうしていきますか」
「また急なものは空から送れるしな」
 このことも可能だからだというのだ。
「空船はな」
「増やしますね」
「そうしますね」
「これから」
「そうしていく、ではいいな」
 こう言って実際にだった。
 英雄は前線に向かわせる空船の数を増やした、既に幕府が持っている空船で動けるものは全て会津に集めていたが。
 整備を受けているもの以外はそうさせた、そしてだった。
 機械も使い城の再建をさせていた、かなりの銭もかかったが。
「銭がかかることは当然だ」
「だからですか」
「それはいいですか」
「構いませんか」
「一向にな」
 まさにというのだ。
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