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ハッピークローバー
第五話 合コンのことその三

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「男多いから」
「だからよね」
「もうこうした話になると」
 合コンのというのだ。
「すぐにさ」
「人集まるのね」
「そうなんだよ」
 かな恵に笑顔で話した。
「実際そうなるって思ってたけれど」
「そうなったのね」
「これがさ、それじゃあ場所だけれど」
「団地の傍のカラオケ屋か」
 若しくはとだ、かな恵は成海に話した。
「モビーディッグでよくない?」
「駅前の商店街の」
「あそこでどう?」
「どっちにしてもカラオケってことか」
「そこで歌って飲んで食べながら」 
 そのうえでというのだ。
「楽しくね」
「合コンしてか」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「彼氏作ってもらうってことで」
「こっちで言うと彼女が」
「そうしたらいいじゃない」
「そうだな」
 成海はかな恵に電話の向こうで頷いた、そうしつつネットでそのカラオケボックスの検索もパソコンでしている。
「それじゃあな」
「うん、どっちかでね」
「お店はそこでな、ただモビーディッグの方がいいかもな」
「合コンするなら」
「その時何かフェスタするらしいんだよ」
 こう言うのだった。
「あそこの店員さん横浜ファンでな」
「ああ、DNAね」
「あそこのファンでその時何かあるらしいんだよ」
「あのチームに」
「それで何かやるらしいから」
 それでというのだ。
「フェスタするらしくて」
「何かするのね」
「みたいだな」
「何かあるの?横浜って五月に」 
 かな恵は首を傾げさせつつ言った。
「子供の日は五日よね」
「ああ、だから違うな」
「そうよね」
「その店員さん的には何かあるらしくてな」
「それでなの」
「その時フェスタやるらしいから」
 それでというのだ。
「だからな」
「モビーディッグね」
「合コンあっちにしないか?」
「それじゃあね」
「ただあそこ店員さんが横浜ファンだからな」 
 成海はまたこの話をした。
「お楽しみセットな」
「あれね、あのお店の名物」
「横浜が勝ったらいいんだけれどな」
「負けたら物凄いのよね」
「野菜スティックとかクラッカーとかな」
「ちょこっと出るだけでね」
 このチームが負けた時はというのだ。
「酷いので有名よね」
「カウンターの後ろ試合の途中経過がボードで出されていてな」
「横浜勝ったらあの店員さんにこにこしてるけれど」
「負けたら鬼の顔だからな」
「わかりやすいわね」
「サービス自体は変わらないけれどな」
 それでもというのだ。
「負けたら酷いからな」
「そこは注意ね」
「ああ、かなりな」
 こう言うのだった。
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