第一章
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「釣り針にかからないか」
「そうだろうな、だからな」
「今日はもうか」
「帰るぞ、おかずは蟹でも拾ってな」
沢蟹をというのだ。
「それでいいだろ」
「そうだな、しかし蝦蟇か」
「ああ、間違いない」
こう言うのだった。
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