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ラブホテル恐るべし
第二章

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「カラオケやプレステがあるのはな」
「知ってるけれどね」
「しかし最近本当にな」
「何年も空いてるお部屋に入ってお休みするだけで」
「そうして使うだけでな」
 それでというのだ。
「碌にチェックしていなかったが」
「凄いことになってるわね」
「お風呂も露天風呂とかな」
「凄いのあるお部屋あるわね」
「ああ、凝ってるな」
 その風呂がというのだ。
「もう簡単なユニットなんてないな」
「そうなってるわね」
「照明も」
 バスルームのそれもというのだ。
「凄いな」
「色々凝っていて」
「それぞれのホテルで」
「お部屋で」
「これはっていうのが多いな」
「あとね」
 智はホテルと部屋を調べつつさらに言った。
「ベッドもね」
「和風があるな」
「お布団みたいな」
「これは前からあったな」
「ええ、それでそうしたお部屋はね」 
「用意してあるのがバスローブじゃなくてな」
「浴衣でね」
 二人もこのことは知っていた。
「私達も着たことあるけれど」
「ラブホテルでもな」
「けれどね」
 それでもというのだ。
「私達が知ってる和風のお部屋よりもね」
「全体的に豪華だな」
「そうなってるわね」
「そうだな、それで洋風だと」 
 そうしたベッドの話もした。
「天幕付きなんてな」102
「あるなんてね」
「俺天幕付きのベッドで寝たことないぞ」
「私もよ」
「しかもコスプレだってな」
「これも前からあったけれど」
「増えてるな」
 コスプレの種類もというのだ。
「何かと」
「そうね、それでルームサービスもね」
 こちらもというのだ。
「かなりね」
「よくなってるな」
「何ていうか」
 智は健に真剣な顔で言ってきた、その目はしかとスマートフォンで検索されているホテルの部屋に向けられている。
「ずっとラブホテルはね」
「ただ休むだけでな」
「ずっとそんなに注目していなかったけれど」
 それでもというのだ。
「これがね」
「とんでもないことになってるな」
「何処に行こうかしら」
 どのホテルのどの部屋で泊まろうかというのだ。
「一体」
「かなり真剣に考えてるな、俺達」
「今ね」
「本当にな、あれこれ行っても」
「最後の最後にな」
「どのホテルのどの部屋に行くか」
「考えることになったわね」
「終わりよければ全てよしっていうな」
 健はここでよく言われる言葉を出した。
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