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私の中に猫がいる 完結
第五章
5-?
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、舜が言っていたけど、脇に付いて行った。プチも坂の上まで一緒に来て

「いいか すずりちゃん ちゃんと意思表示しろよ 舜 頼むぞ」と、言い出した。

「えー なんか すずり 言ったか?」

「ううん 何にも プチ へんなこと言わないでよー」

「すずり 時々 ぶつぶつ 言うよね」と、坂道の途中で聞いてきた。

「そう 相棒のプチがね 舜のこと気に入っているのよ」

「プチ? チッチって呼んでた猫のこと? なんか、相当、すずりのこと 懐いているみたいだね さっきも、そこまで付いてきていた」

「うん 私の中に居る猫なんだ」 又、変なことを言い出したと思われているんだろうな、舜は黙っていた。

 坂の下の公園を横切る時、舜は私を抱きしめてきて

「すずり 決心してくれ 結婚して欲しい」と、言って、唇を合わせて来た。

 私は、そのまま、身を任せていたのだ。意思表示のつもりだった。

 



 









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