第百十三話 甘寧、敵陣を見るのことその一
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だからこの時代の長江のことはね」
「よくわからないか」
「だからこれでも慎重に船を進めているのよ」
そうだともだ。ジェニーはロックに話す。
「よく知らない河だから」
「その辺りはよくわかってるんだな」
「ええ。ただね」
「ただ?」
「今は先導役の人がいてくれてるからそれは安心してるわ」
「甘寧さんか」
見ればジェニー達の船の前にもう一艘ある。そこには甘寧がいる。
その彼女を見ながらだ。ジェニーはまたロックに話した。
「あの人が先導してくれているからね」
「難破とかはしないか」
「そうよ。大丈夫よ」
ジェニーはここでは微笑んでみせる。
「さて、それでだけれど」
「対岸は遠い」
二人と共にいる牙刀がここで言った。
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