180 李の森の夜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ます!今さくらももこちゃんの所にも連絡いたします!」
『了解!』
まる子と友蔵は李を集めて一攫千金を狙ったかのように嬉しく思っていたところ、一匹の龍が現れた。
「おおお〜!!」
「ひい〜!!」
まる子と友蔵は腰を抜かし、李をその場に落としてしまった。
「ま、まる子、逃げるんじゃあ〜!!」
「うん!」
まる子と友蔵は慌ててその場から逃げた。その時、通信機が鳴った。
「は、はい!」
『こちらフローレンス。さくらももこちゃん、そのお爺様。今お二人の近くに敵が接近しております。お気を付けください!』
「ああ、今龍みたいなのが出てきて逃げとるんじゃあ〜!」
『逃げています?お爺様はともかく、さくらももこちゃんには『炎の石』がありますでしょう!それで迎撃しなさい!』
「あ、そうか!」
まる子はポケットから炎の石を取り出した。慌てて火炎放射で龍に対処する。龍が炎に包まれる。
「凄いぞ、まる子!!」
友蔵が褒めた。しかし、龍は全く何も感じなかったようでピンピンしていた。
「え?」
龍が火を吹いて襲い掛かった。
「ぎゃあ、燃やされる〜!!」
「ひええ!来るな!」
まる子はもう一度火炎放射を試みた。しかし、互角程度で単に自身に炎を浴びるのを防ぐ程度にしかならない。
(もう駄目じゃ・・・!!)
その時、水が現れた。龍の炎が消される。
「さくら!」
「まるちゃん!」
かよ子達が羽根に乗って現れた。ブー太郎の水の石の能力と椎名の水の玉で龍の炎を消火したのであった。
「この龍め!」
関根が刀を振るう。三日月形の光が現れ、龍を両断した。
「倒した!やった〜!」
「いや、まだ倒したわけじゃねえ!まだ敵はいるぞ!」
「ええ!?」
「来たか・・・。ここまで出向いたかいがあったわけだな・・・」
「誰なの!?隠れてないで出てきなよ!」
かよ子は吠える。
「さあ、どうしようか・・・貴様らの前にはあまり姿を見せたくないものだな」
どこから聞こえるか分からない声が聞こえる。
「のり子ちゃん、キャロラインで探せる?」
かよ子はのり子に聞く。
「やってみるわ!」
のり子の人形・キャロラインが透視能力を利用した。
「向こうにいるわ!」
「よし!」
関根がもう一振り刀を振る。風が巻き起こされ、敵を襲う。しかし、何かに守られたかのように攻撃が通用しなかった。
「ん?あの人、何かで書いてるわ!」
「え?」
敵は書道で使う筆を使って紙に書いていた。その紙には漢字で「龍」、「護」と書かれていた。
「おそらく紙に字を書いて攻撃してくるんだわ!」
「ええ!?」
キャロラインの透視能力でさらに敵は「声」という字を書いた。
「よくこの蔡京様の能力を読み取ったな。しかし、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ