第二章
[8]前話 [2]次話
「クリスマスはやはりです」
「祝うものですね」
「この様にして」
「そう思われるからですね」
「毎年こうされていますね」
「クリスマスになれば」
「はい、そして」
八条はさらに話した。
「楽しみもします」
「クリスマスをですね」
「そうされますね」
「そうです、クリスマスはいいものですね」
こうも言うのだった。
「賑やかで明るくて」
「連合中で楽しみますし」
「宗教の違いはあれど」
「それを乗り越えて」
「そうしていますね」
「ですから」
それでというのだ。
「私もです、では皆さんクリスマスを待ちましょう」
「はい、そうしましょう」
「是非共」
「今は」
「そしてその日が来れば楽しみましょう」
こう言ってだった。
八条は執務を行いつつクリスマスが来るのを待ちその雰囲気を祝っていた。そしてクリスマスになるとだった。
彼はスタッフ達にこう言った。
「今日は出来るだけです」
「早く帰ってですね」
「クリスマスを祝う」
「そうすべきですね」
「そうして下さい、私もです」
自分自身もというのだ。
「そうさせてもらうつもりなので」
「だからですね」
「今日はお仕事を早く終わらせて」
「そうしてですね」
「帰ります」
自宅にというのだ。
「そうしますので」
「だからですね」
「今日はお仕事は早く切り上げる」
「そうされますか」
「今日やることは今日で終わらせます」
実は八条は余裕があれば明日の仕事も行っている、そうして出来るだけ先に先に動こうとしているのだ。
だが、今日はとだ、彼は語った。
「そうしてです」
「ご自宅に帰られて」
「そうしてですね」
「この日を祝います」
クリスマスをというのだ。
「家の者達と共に」
「わかりました、ではです」
「私達も今日は早く終わらせます」
「そして早く帰ります」
「そうして下さい」
スタッフ達にこう話してだった。
彼自身もこの日は仕事は早く終わらせることにして励んだ、そして彼はこの日は普段より早くペンを置いてパソコンも落としてだった。
地球、シンガポール地区にある国防省本部を出て自宅に戻った。その自宅は和風の御殿と言うべきもので。
その中に入ると家の者達に迎えられた。
「お帰りなさいませ」
「うん、では今日はクリスマスだから」
八条は迎えてくれた彼等に礼を述べて挨拶を返してからくつろいだ口調で話した。
「皆でお祝いしようか」
「もう用意は出来ています」
「旦那様からお話を受けて」
「今からです」
「すぐに行えます」
「そうなんだね、ではね」
八条は彼等の言葉を笑顔で受けてまた言った。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ