第百十二話 一同、赤壁に出陣するのことその五
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俺も一緒だとな」
「あいつも無事出られるな」
「俺もな」
ひいてはだ。灰人自身もだというのだ。
「無事に出られるからな」
「よし、それじゃあな」
「元の世界に。若し戻ったらな」
まさにだ。その時にだというのだ。
「一緒に行くか」
「その亜米利加に」
「俺もそうさせてもらう」
二人と共に飲むだ。銃士浪も言ってきた。
「俺もあの国に残ってもな」
「ああ、あんたの理想もな」
「あの時の日本じゃな」
いてもだ。仕方ないというのだ。
銃士浪も最初はそう思っていた。しかしだ。
彼等から見て未来の者達の話を聞いてだ。考えを変えた。それでだ。
「あの国が自由の国ならな」
「そこに行ってか」
「あんたの理想を」
「そうだ。そうする」
こう言うのである。
「亜米利加で生きる」
「それならか」
「俺達もそこで生きるか」
「空は広いんだ」
銃士浪は言った。
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