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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百十二話 一同、赤壁に出陣するのことその四
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味もあったのだろう」
「本当に不思議なことだな」
 関羽の話を聞いてだ。覇王丸は。
 微笑みになりだ。夜空を見上げたまま述べた。
「この世界で。色々な奴がそうしたものを手に入れられるなんてな」
「全くだ。私もだ」
 ここでだ。関羽は微笑んでみせた。それは包容力のある大人の女の笑みだった。
「御主達と出会えてよかった」
「あんたもかい?」
「そうだ。多くの。かけがえのないものを見られた」
 だからだというのだ。

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