第139話
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”を発生させることもできないでしょうから、起動者を説得するしかないのよね……」
「ん、団長を何とか説得できれば……」
テスタロッサとミリアムの話を聞いたクロウとガイウスは困った表情を浮かべ、アンゼリカは静かな表情で呟き、疲れた表情で呟いたサラの言葉に続くようにフィーは静かな表情で呟いた。
「みんな、本来だったら共闘してもおかしくない立場なんだったな……」
「甘くはねえだろうが……何とか光は見えてきたかよ。」
「まあ、問題はリィン達と猟兵王、それに嵐の剣神達と空の女神の一族をどうやって味方に引き込むかでしょうね。」
マキアスは複雑そうな表情で呟き、アッシュとサラは静かな表情で呟いた。
「でも味方を増やし、力を蓄えてオズボーン宰相と対峙できれば……」
「”真の元凶”を倒せる勝機に繋がるって事だね……!」
「ウム――――――ソレデヨイ。」
一方アリサとトワは明るい表情である推測をし、アリサ達の会話を見守っていたテスタロッサは頷いた。そして位相空間は消え、アリサ達は霊場に戻った。
「あ……」
「夢じゃ……なかったんだね。」
「お祖母ちゃん……今のって……」
「”月冥鏡”が用意した場……夢と現実の狭間の邂逅じゃろう。妾が先代から役割と使命を継いだ時も同じ状況じゃった。こんなオマケもあるとは……長らく守った甲斐があるものじゃ。」
「そうね……本当に。」
元の場所に戻るとアリサとエリオットは呆け、エマの質問にローゼリアは答え、ローゼリアの言葉にセリーヌは頷いた。
「ありがとうございます、ローゼリアさん。――――――エマさんにセリーヌさんも。」
「ヴィータに羅刹も含めて随分と世話になっちまったな。まあ、リィン達……というか”白銀の剣聖”に関しては微妙だが。」
「テスタロッサは再び沈黙したが……彼らの魂は確実に存在している。」
セドリックはローゼリア達に感謝の言葉を述べ、クロウは苦笑し、ユーシスはテスタロッサを見つめて呟いた。
「我らの道が決まった以上、迷う必要はどこにも無いだろう。」
「ま、アンタら魔女の助けがなければ詰んでたかもしれねえな。……一応、礼を言っておくぜ。」
ラウラは決意の表情を浮かべて呟き、アッシュは溜息を吐いた後静かな表情で呟き
「私も――――――父の事、改めてちゃんと向き合えると思う。」
「サンクス。全部エマたちのおかげ。」
アリサは決意の表情を浮かべ、フィーは感謝の言葉を口にした。
「ふふっ……」
「ア、アタシは別に……跡目の話だったみたいだし。……でもまあ、よかったわね。」
「フフ……妾にとっても長年の肩の荷が下りた心地じゃ。新たな事実――
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