第139話
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…!?」
「なんて温かな……」
テスタロッサの登場にエリオットが驚き、テスタロッサを包む光を感じたアリサが呆けたその時アリサ達は位相空間に転位させられた。
「こ、ここって……」
「騎神と起動者と契約する位相空間……?」
「いや……それとは違うみたいだな。」
突然転位した場所をトワは戸惑いの表情で見回し、セリーヌは困惑し、クロウはセリーヌの推測を否定した。
「……テスタロッサ……喋れるようになったのか……工房の本拠地の時とも違う状況みたいだね……?」
「ウム、一時的ニデハアルガ呪イノ”枷”ヲ外セタヨウダ。カツテノヨウニ感情れべるハ大幅ニ抑エラレテイルガ……イズレ現実世界デモ言葉ヲ取リ戻シテミセヨウ。」
「そうか……」
「よかった……本当に。」
自身の問いかけに答えたテスタロッサの答えを聞いたセドリックは纏っていた瘴気を霧散させて落ち着き、エリオットは安堵の表情で呟いた。
「聞クガイイ―――――せどりっくニ準起動者タチヨ。全テガ”黒”ノ仕業トイウ訳デハナイ。人ノ未熟サガ招イタ事デモアルノダ。ソノ事ヲ理解セネバコノ先ノ女神達ニヨッテ歪メラレタ”黄昏”モ超エラレマイ。」
「テスタロッサ……」
テスタロッサの話を聞いたセドリックは呆けた表情を浮かべた。
「モウヒトツ―――――”黒”ニツイテダガ。カノ騎神ノ力ハ余リニ絶大……理カラ外レタ存在ト言エルダロウ。極言スレバ全テニ勝利デキルガ、ソレデハ『闘争ノ果テノ再構成』ノ条件ハ満タセヌ。恐ラク最後ハ、アル構図トナル事ヲ狙ッテイルダロウ。即チ他ノ五騎ノ力ヲ手ニ入レタ一騎ガ僅カデハアルガ勝利ノ可能性ヲ手ニシ――――”黄昏”ノ極マリシ刻ニオイテ”黒ノ騎神”ト対峙スルトイウ構図ニ。」
「候補は猟兵王の”紫”、聖女の”銀”、皇太子の”緋”、エリスの”金”、クロウの”蒼”、そしてリィンの”灰”の6騎って事になるよね。」
「だったら俺らが目指す道は一つしかないんだが……」
「聖女の”銀”、エリスの”金”、リィンの”灰”、そしてクロウの”蒼”と皇太子殿下の”緋”を含めると既に6騎の内5騎は争う必要はないな……」
「そうだね……しかも連合側はその”黒の騎神”に対してセリカさん――――――”神殺しという黒の騎神をも軽く超越した存在”を充てる上先程の幻視の”黒の騎神”の様子からするとアイドスさんもそうだが”空の女神”の神術や神技を受け継いだエステル君を恐れていたようだから、リィン君達にセリカさん達、アイドスさんやエステル君達もそうだが、”空の女神”の一族とも連携すれば勝率は更に上がるだろうね。」
「というかそもそもエステル達が”相克”を発生させないように、各地の霊脈を遮断しまくっているから、”相克
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