第139話
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理由”は”リィンの心臓を蝕んでいた呪いを浄化する為”だったという訳ね。」
イシュメルガの怨念が混じった言葉を聞いてある程度の事情を察したアイドスは静かな表情で呟き
「――――――――星芒より出でよ、”真実の 十字架”!!」
異空間から膨大な神気を纏わせた神剣を現わさせて自分の片手に収めた後アイドスは全身から莫大な神気を解放した!
ガアアアアアアアア……!?コノ忌々シキ”力”ハ……!?
アイドスがさらけ出す神気やアイドスが持つ神剣がさらけ出す神気に圧されるかのようにイシュメルガは呻き声を上げた。
「ハアッ!――――――去りなさい、悪しき”闇”よ。貴方が見出した”器”はもう2度と貴方のものになる事はありません。そして覚えておきなさい。貴方の本体が目覚める事があれば、いずれ私――――――いえ、”私達”が”慈悲”と”正義”を持って”塵一つ残さず浄化する事”を。」
神剣でイシュメルガの幻影を一閃したアイドスはリィンやセリカ、エステル達を思い浮かべて宣言した。
オノレ、オノレ、オノレエエエエエエ……ッ!!!200年待ッタ我ガ願イ、決シテ邪魔ハサセヌゾオオオオオオ……ッ!!!
アイドスの神剣によって一閃されたイシュメルガの幻影は怨念を込めるかのような咆哮を上げながら消えた。そして幻視はアルゼイド子爵を蝕んでいた呪いを浄化しているエステルの様子の幻視に変わった。
「創生の輝きを――――――イリスの焔!!」
アツイアツイアツイアツイイヤダイヤダイヤダキエタクナイキエタクナイキエタクナイ――――――ッ!!
「ガアアアアアアアアア――――――ッ!!??わ……た……し……は……ラ……ウラ………」
「!父上、私はここにいます!どうか正気に戻ってください!」
「どうやら子爵閣下が正気に戻りかけているみたいだね……!」
「それにさっき聞こえてきた”声”ってもしかして……!」
「ああ……恐らく子爵閣下を蝕んでいた”呪い”だ……!」
エステルが放った神術の焔によってアルゼイド子爵が正気に戻りかけている所にラウラはアルゼイド子爵に声をかけ、その様子を見て状況を察したアンゼリカは驚きの表情で呟き、謎の声が気になったトワの言葉に頷いたクロウは虹色の焔に燃やされ続けている黒い瘴気を睨んで推測を口にした。
「あの様子だともう一押しね……!――――――七耀のみんな、あたしに力を貸して!!―――行くわよ!たぁぁぁぁぁぁぁっ!神技!セプトブラスト!!」
グギャアアアアアアアアア――――――ッ!!??
「グガアアアアアアアアア――――――ッ!!??」
追撃にエステルが
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