暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第六十七話 春休みが終わってその十二

[8]前話 [2]次話
「それでね」
「回廊ひのきしんもですよね」
「させてもらおうってね」
 その様にです。
「心定めしてもらっているけれど」
「ですから」
「阿波野君もそうでなの」
「今までさせてもらってました」
「そうだったのね」
「いい汗かかせてもらいました」
 回廊ひのきしんは一周させてもらうとかなり汗をかきます、一キロ近くを拭き掃除させてもらうのですから。それで阿波野君もでした。
「すっきりしました」
「運動にもなったのね」
「はい、毎日動いていると」
「痩せるとかいうの?」
「実際太らないですね、随分食べてますけれど」
 それでもというのです。
「毎日色々歩いてそれで」
「ひのきしんもさせてもらって」
「運動部に入ってないですけれど」
 それでもというのです。
「この通りです」
「痩せてるのね」
「はい、ただ僕は太っていても」
 それでもというのです。
「他の身体のことでも人の悪口を言わない様にしています」
「それはいいことね」
「嫌いな相手はともかく」
「それは悪いことね」
 すぐにこう返しました。
「それもかなり」
「嫌いな相手は本当にそうしますから」
「その癖性分本当になおさないとね」
 私は正直やれやれでした、そして。
 ついです、こう言ってしまいました。
「新一君のそこは」
「何とかしていきます」
「相当大変だと思うけれど」
 それでもです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ