おかしい二人
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「関係ないよ、シリル。俺が・・・」
姿勢を低くしたかと思うと地面を強く蹴り間合いを詰めるレオン。その速度は間違いなく今までの飛び抜けた能力をさらに上回っている。
「負けるはずないだろ!!」
強い踏み込みから黒い冷気を纏った拳を打ち出すレオン。それに対してバリーザウィッチは横に大きく身体をずらす。すると、彼の踏み込みにより畳が浮き上がり、拳を放とうとした彼にそれが激突する。
「っ・・・」
「まるで直線的な動き・・・期待外れといったところかな」
なおも挑発してくるバリーザウィッチ。そしてそれがわかっているはずなのになおも突っ込むレオン。それをことごとくを回避され、受け止められカウンターを喰らっているにも関わらず、レオンは一向に攻め手を変えようとしない。
「なんだ?何かがおかしいぞ?」
いつも見せてくる頭脳的な動きや間合いを置く冷静さがまるでない。まるで今までと違う行動を取り続ける彼の姿に、俺は困惑するしかできなかった。
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