第四百八十話 魔王様、勝利!その十
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「事実だし」
「まあそう言われるとな」
「俺達も頷けるな」
「それじゃあな」
「今から本当に休むな」
こう言って二人は実際に休んだ、そしてだった。
急速に入った、戦いはさらに続いていてだった。
イカロスは空から攻撃をしつつ言った。
「敵がまた出て来ました」
「どれだけだ?」
清音が地上から問うた。
「それで」
「一万二千十四です」
その数を正確に述べた。
「それだけです」
「わかった、相変わらずだな」
「倒せば倒すだけ出てきますね」
リリルカはベルのサポートをしつつ応えた。
「本当に」
「全くだ、しかしな」
「それだけ出て来てもですね」
「陣形を崩さなかったらな」
「このまま戦えますね」
「そうだ」
「それなら」
リリルカは弓を放ちつつ言った。
「これまで通りに」
「戦っていくことだ」
「まあね、どれだけ出て来ても」
ニンフはイカロスと共に空で戦いつつ述べた。
「こっちは頭があるからね」
「その頭を使っていけばだ」
清音はニンフにも応えた。
「それだけ有利に戦える」
「そう、敵が幾ら出て来ても」
ドルテも戦いつつ言う、使っているのは巨体とパワーだけではない。何故なら彼女も人間であるからだ。
「こうして」
「頭使って戦っていけばいいのよ」
「幾ら強くても暴れるだけならです」
またリリルカが言ってきた。
「それならです」
「幾らでも戦えるわ、だからね」
ここでニンフはアストレアに言った、彼女も戦っている。
「あんたもよ」
「頭を使ってか」
「戦いなさい」
こう言うのだった。
「いいわね」
「私も最近使っているぞ」
その頭はとだ、アストレアは空から怪人達に狙いを定めて攻撃を加えつつ言った。
「こうしてな」
「もっとよ」
「使うことなの」
「そうよ、もっと使ってね」
その頭をというのだ。
「戦いなさいよ」
「考えることだ」
清音も言ってきた。
「つまりはな」
「考えて戦えばいいの」
「何時何処でどう戦うかな」
それをというのだ。
「考えてな」
「そうしてか」
「やっていくことだ」
「難しいことじゃないですよ」
リリルカも言ってきた。
「アストレアさんが考えるままにです」
「戦えばいいんだな」
「そうです、落ち着いて」
「アドバイスもするから」
ニンフがまた言ってきた。
「そうして戦っていってね」
「わかった、やってみる」
「まああんただと参考はミリムね」
彼女だというのだ。
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