第四百八十話 魔王様、勝利!その八
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「そうしたこともだ」
「考えてなの」
「食うことだ」
「そうなのね」
「だからちゃんぽんも食え」
これもというのだ。
「いいな」
「わかったわ」
「はい、ちゃんぽんは美味しいです」
マーリンはそれを出して微笑んで言った。
「ですから」
「食べるといいの」
「そうです、一緒に食べて下さい」
こう言ってだった。
アーサーにちゃんぽんを進めそうしてだった。
笑顔で美味いと言った、そうして英気を養ってだった。再び戦場に戻った。戦いは夜になっても続き朝になってもだった。
やはり続いていた、黒子は戦いつつ眉を顰めさせた。
「右が危ないですわね」
「軍の右翼がですね」
「はい、ですから」
斑鳩に対して言った。
「ここはですわ」
「右翼にですね」
「助っ人を送りましょう」
こう言うのだった。
「そうしましょう」
「ですが」
斑鳩も自軍の右翼を見て言った、そこに怪人の大群が迫っていた。
「今戦力は」
「すぐに出せる戦力はありませんわね」
「ですわね」
「どうしましょうか」
「わたくし達も行けませんわ」
「はい、多くの敵がです」
まさにというのだ。
「迫っています」
「こちらにもですわね」
「ですから行けませんわ」
「けれどです」
ギャスパーが言ってきた。
「どなたかです」
「行ってもらうべきですわね」
「ここは」
「我が行く」
ここで英雄が言ってきた、今は彼は休憩中だ。
「そうする」
「行ってくれますか」
「任せろ」
こうも言うのだった。
「ここはな」
「わらわも行く」
心も出て来た。
「そうする」
「俺もだ、行くか」
葵も出て来た。
「それでいいか」
「お願いしますわ」
黒子はすぐに応えた、そうしてだった。
三人はすぐに右翼に行った、そのうえで。
彼等はすぐに戦闘に入った、英雄はその中で言った。
「相手にとって不足はない」
「そうじゃな」
「これだけの数ならな」
心も葵も続く、そうして戦うが。
そこにあずみも来た、それで四人になってさらに戦った。その中で彼等は激しく戦っていってだった。
右翼の戦局を維持した、そこで。
ふとだ、英雄は言った。
「まだだな」
「そう、まだこれから」
あずみが応えた。
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