第六百三十九話 踊ることもその三
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「お金を貯めていくことがね」
「一番いいか」
「そうなの、だから働くことはね」
「よくてか」
「お金儲けもよくて」
「貯金すればか」
「いいのよ」
そうだというのだ。
「ユダヤ教ではね」
「だからユダヤ系の人はお金持ちが多いか」
「金融業とか宝石商とかして」
「あと学校の先生も多いな」
「知識人もね」
「連合全体でそうだな」
「だって頭は何処でも持って行けるから」
自分の知識や教養はというのだ。
「それに技能もね」
「だからか」
「知識人も多いのよ」
「それは昔からだな」
「それで貯金していて」
そしてというのだ。
「いざという時にね」
「使うか」
「そうしてるの」
「成程な」
「いざって時に使うでしょ」
アンは金の話をさらにした。
「お金は」
「そうだな、事故や病気でな」
「だからね」
「そうした時に備えてか」
「ユダヤ系はお金用意してるの、それとね」
アンはさらに話した。
「イスラエルという国自体もね」
「ああ、お金は随分貯め込んでいるんだったな」
「ちゃんと資産を公開しているけれど」
「かなりのものだな」
「ハイパーインフレになったら元も子もないけれど」
連合では国連から発展してこの国になって以来インフレはあったがハイパーインフレは何処でも起こったことがない。
「あるに越したことないでしょ」
「お金は力でもあるな」
「そう、あればね」
「それだけ頼りになるな」
「拝金主義って言うけれど」
それでもというのだ。
「お金はね」
「あればいいな」
「ないよりもね、貧しさは」
これはというと。
「ユダヤ系ではね」
「嫌われているか」
「それ自体が不幸だってね」
その様にというのだ。
「言われてる位よ」
「だからお金を稼ぐか」
「そう、そしてね」
それでというのだ。
「貯めているの」
「貯金に励んでいるか」
「連合はお金はあれば使うわね」
「消費もないとな」
「経済が成り立たないからね」
「色々使う」
「そうよね、ユダヤ系はそれを最小限にして」
消費、それをというのだ。
「そしてね」
「貯金してだな」
「いざという時に使うの、そして代々貯め込んで」
資産にしてというのだ。
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