第一章
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先生が水着に着替えたら
この時羽鳥進、城島渉、木坂陽の三人は県内で一番大きなプールに来ていた、三人共高校生で同じクラスにいる。
三人共プールに来ているから当然水着だ、羽鳥は黒髪を伸ばしていて吊り目で城島は癖のある茶髪で垂れ目、木坂は黒髪を短くしていて四角い顔である。三人共背は一七〇以上ありすらりとしているが木坂が一番背が高く一八〇近くある。
三人は様々なプールで泳ぎ様々な施設で遊んで出店でものを食べて楽しんでいた、だがその中でだった。
羽鳥は他の二人にこんなことを言った。
「水着の女の子や女の人も多いな」
「っていうかそれ目当てで来たしな」
「そういう人達を観にな」
二人はこう答えた。
「俺達も来てるからな」
「いなかったらかえって困るだろ」
「そうだけれどな、何かな」
羽鳥は二人に少し浮かない顔で言った。
「ポイント高くても女優とかアイドルみたいな」
「そのクラスの人はいないってか」
「そう言うんだな」
「そうだろ」
ワンピースやビキニそして半ズボンタイプやパレオ、それにスカートタイプの水着を身に着けている女性達を観ながら話した。
「皆結構よくてもな」
「まあそれは仕方ないだろ」
「そこそこはいてもトップはそうはいないさ」
「別にここはアイドルのグラビア撮影する場所じゃないだろ」
「普通のプールだろ」
二人で羽鳥に言うのだった。
「だったら普通の人が来てな」
「普通に泳いで遊んでるだけだろ」
「それだったらな」
「もうな」
それこそというのだ。
「こんなものだろ」
「というか俺達だってそうだろ」
「普通の高校生だしな」
「そんな特別じゃないさ」
「そんなもんか、凄い美人がいたらな」
水着姿のそうした人がというのだ。
「声かけてな」
「あわよくばそこから付き合う」
「そうなればいいな」
「その時はな」
「俺達もそう思うぜ」
「ああ、そう思うけれどな」
それでもとだ、こうした話をしながらだった。
三人でそれなりにプールの中で遊んで楽しんでいた、その中で。
ふとある場所にいる水着姿の女性達を見てだった、羽鳥は目を瞠ってそのうえで城島と木坂に対して言った。
「おい、あそこ見ろよ」
「あそこ?」
「あそこって何処だよ」
「あそこだよ」
わからない二人にその方向を指差して言った。
「あそこに凄い美人さん達がいるぞ」
「?あれは」
「確かにな」
二人は羽鳥が指差した方向を見て彼等も目を瞠って言った。
「凄いな」
「滅茶苦茶スタイルいいな」
観れば五人いた、そのどの人もだった。
顔立ちもスタイルもよくてだ、水着がよく似合っていた。しかもどの水着もかなり刺激的なものだった。
当然三人はす
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