第四百八十話 魔王様、勝利!その六
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「真の勇気は」
「そういうことさ」
「わかったわ」
麻子は霧雨の言葉に戦車の中で頷いて述べた。
「それならね」
「嬢ちゃん達もだな」
「本当に強くなる」
「もう本物だぜ、ここにいる連中は皆な」
「ならもっと強くなる」
麻子霧雨にこう返した。
「そうなる」
「そうか、じゃあな」
「そうなる為にも」
「戦っていこうな」
「この世界でも」
麻子はこう言って実際に戦い続けた、それは他の場所でも同じであった。その戦局を見てそうしてだった。
サツキはちゃんぽんを食べつつ言った。
「夜になってもね」
「このままね」
「戦うことになるわね」
「そうね」
静乃もちゃんぽんを食べつつ応えた。
「いつも通りね」
「本当にいつも通りよね」
「夜になっても朝になっても」
「怪人は尽きないでね」
「戦いは続くわ」
「そうよね」
「そして」
静乃はさらに言った。
「私達はね」
「今はこうしてよね」
「食べることよ」
それが重要だというのだ。
「そしてその後で休んで」
「体力を回復させることね」
「こうしてね」
「ちゃんぽんどうですか?」
あかりが言って来た、彼女もそれを食べている。
「長崎ちゃんぽんは」
「豚骨スープと沢山の具がいいわね」
サツキはまずはこの二つを挙げた。
「それで太い麺も」
「この組み合わせがですね」
「最高よ」
「三つが全部合わさって」
静乃も微笑んで話した。
「最高よ」
「私が作った」
千冬が言ってきた。
「美味いなら何よりだ」
「千冬さんお料理も出来るんですか」
「そうだが」
ヒメアに視線を向けて返した。
「意外か」
「何ていうかあまり」
「イメージではないな」
「申し訳ないですが」
「いい。言われることだ」
こうヒメアに返した。
「だからな」
「いいですか」
「このことはな」
「特にスープがいいですね」
美保もちゃんぽんを食べて言う。
「豚骨スープは」
「ラーメンやちゃんぽんはスープが重要だな」
「麺と並んで」
「だからだ」
「スープもですね」
「注意した」
そうして作ったというのだ。
「私もな」
「そうでしたか」
「そしてだ」
千冬はさらに言った。
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