第一章
[2]次話
急成長した妹
OLの寿佐和子はこの時自分の部屋で一緒にゲームをして酒を飲んで遊んでいる坂本千春に対して言った。
「この冬から。もうすぐ妹がこっちに来てね」
「一緒に住むとか?」
「そうなの。こっちの大学に通うから」
そうなったからだとだ、友人に話した。茶色がかった髪の毛を伸ばしていて丸い目である。眉は細くやや面長で背は一五五程である。胸はやや大きい。
「それでね」
「同居するのね」
「寮に入るって話もあったらしいけれど」
黒髪を長く伸ばし切れ長の目をした一六七程の背の友人に話した、見れば胸はあまりないが手足は長い。
「お父さんとお母さんの間でね」
「あんたがこっちに住んでるからなのね」
「どうせなら姉妹で住めばって私にも電話で言ってきて」
「あんたも頷いたの」
「そうなの、一人暮らしって何かと不便だし」
「大学からこっちで六年いるのに?」
「それでもよ、まあ兎に角ね」
千春にあらためて話した。
「二人暮らしになるわ」
「今度からはなのね」
「妹とも電話で話したけれど家事は分担で」
そうしていってというのだ。
「暮らすわ。部屋は別々でね」
「じゃあ私もあまり遊びに来られないわね」
「それはいいから。ただ六年間ずっと実家に帰ってないけれど」
佐和子はここでこんなことを言った。
「どうなってるかしらね、あの娘」
「具体的にどんな娘?」
「顔と髪の毛の色は私そっくりで私よりずっと小さいの。中学に入る時は」
その六年前はというと。
「一三五位だったわ」
「その頃の女の子だと小さいわね」
「ええ、あの頃と比べると成長したと思うけれど」
「小さいのね」
「そうだと思うわ」
一緒にゲームをしながらこんな話をした、そして。
妹の奈緒を迎えに住んでいるマンションの最寄りの駅に行った、そこで妹を迎えると。
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