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美鈴から相談があるから、言って来た。
「蒼 相談なんだ。私 どうしたらいいかと思って・・ 清音のことなんだ」
「清音って 妹のことか?」
「うん 私 それとなく、お父さんに、しゃべっちゃったんだ 妹が居たこと やっぱり、会いたいみたいなのね」
「そうだろうな 自分の子供なんだから」
「どういう訳で 離れているのかは、わかっていないんだけど・・」
「美鈴は 会いたいのか?」
「半分半分 でも、お父さんが、会いたいのなら・・」
「でも、会って、どうしたいんだ?」
「うーん 出来れば、一緒に暮らしたい 責めるわけじゃぁないんだよ 私 蒼のものになってしまうから お父さん 寂しくなるかなって」
「美鈴って どこまで・・ お父さんのことを・・」
「うーん だけどさー 家族思いで、一生懸命、私達の為に働いてきたのに、突然、家族 失くなってしまったのよ 不幸だと思わない? だから・・私」
「わかったよ でも、会って すんなりいくかなぁー」
「蒼の考えていること、わかる あの子 乱れた生活なんでしょ 蒼は、隠しているけど 私 何となく、わかっていた あの時のにチャラチャラしたような服装だったから・・」
「そうか 美鈴 鋭いからな そこまで、わかっているんなら・・ じゃぁさ 美鈴に黙っていて悪かったけど・・光瑠が或る程度知っているんだ 直接 聞いた方がいい ここに呼ぼうか?」
「光瑠? 明璃ちゃんから聞いたの?」
「うん 最初はね でも、こっそり、調べてもらったんだ ごめん」
「それは いいんだけど 光瑠にまで、心配かけたのかー」
僕が、光瑠に連絡すると、出てきてくれることになった。待っている間に、お父さんと鞍馬に出掛けたことを、美鈴は話していて、ポツリと「蒼とゆっくり温泉にいきたい」と言っていた。
光瑠が急いでやってきたみたいで、息を切らしていた。
「なによー いきなり 私 品行方正なんだから、夜になって出るなんて無いんだからね 女の子が」
「ごめんね そーだよねぇー、光瑠は品行方正だものねぇー」と、美鈴が光瑠の顔を覗き込んでいた。僕には、意味ありげに感じていたのだが
「光瑠 ごめんね 報告遅れたけど、私達 結婚するの」と、美鈴が切り出した。
「やったね 今更って感じだけど いつ?」
「うーん 今 お店を広げる計画してるから、落ち着いたらね」
「そうかー でも、おめでとう 蒼 幸せにしてあげてよー」
「もちろんだよ それでね、電話で話したように、美鈴が清音ちゃんに会うことどうかなって思ってな」
その時、光瑠は美鈴をみつめて、しばらく黙っていたが
「美鈴 心して、聞いてよ」と、光瑠は、前に見てきたこと
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