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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
あたしと香子は、アイドルになる
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たんだよね?

「そうと決まればソフィー!今この場に必要な人達を呼んで頂戴な。」
「へカーティアがそういうのなら…うん。分かった。」

と、へカーティアさんの強引な言動により皆が流されてしまい、ソフィーが何故かあたし達のアイドルレッスンを手伝うこととなった。
まず何をするのかと思えば、彼女はその場で片膝をつき、両手を握り合わせて何か祈り始めたのだ。

「あの…なにしてるの?」
「ごめん。集中するから後で。ボーカルレッスンなら…この子達だ…!」

目を瞑り、より一層強く祈るソフィー。
するとどうだろう、上から光の柱みたいなものが降り立ち、ソフィーの傍に誰かが立っていた。
3つの人影…それは

「ミスティア・ローレライ!」
「幽谷 響子《かそだに きょうこ》!」
「「私達は『鳥獣戯画』!!」」

知らない人だ…。
あと、

「何故この2人に私の組み合わせなのかな?ソフィー。」
「リズムを取るのなら、雷鼓がいいかなって。」
「なるほど。キミの頼みなら仕方ない。ではあらためて堀川 雷鼓(ほりかわ らいこ)。八百万ソフィーの名を受け召喚に応じたよ。」

と、先に現れた2人とは対照的に落ち着いた雰囲気の赤い髪の女性はそう言った。

「えっと…これは?」
「ソフィーの能力よん。絆を深めた…もとい縁の繋がった幻想郷の住人を崩壊世界(こちら側)に三人まで呼び出せるの。」

と、へカーティアはそう説明する。
彼女の能力によって、幻想郷というところから縁のある人達を召喚する…。
それじゃまるで

「似てるでしょ?あなた達マスターやサーヴァントの関係性と。」

そう。英霊召喚みたいだ。
縁の繋がったサーヴァントを召喚することが出来る
そのシステムはソフィーのものとまるで同じだ。

「そんなわけでソフィーは今あなたにピッタリな住人達を喚んでくれたの。どの子達も歌のプロフェッショナルよん。」

「私は歌というよりかは楽器なんだけどなぁ。」

へカーティアの後ろで赤い髪の女性…堀川雷鼓といった人がそう愚痴を漏らすが、満更でも無さそうだ。
おそらくソフィーに喚ばれたのが嬉しいのかもしれない。

【とは言っているが、久しぶりに頼りにされて嬉しいのだ。冷静さを装っているものの心は躍っていることに変わりはない。】
「えっ、雷鼓さんなんか出てます!フキダシみたいなのが!!」
「ああっ!泰山解説祭が…!ももも申し訳ありません!!」

やっぱりそうだった。


?


数時間前…。

「ここまで来ればだいじょぶっしょ。」

森川真誉は数人の男達に安全な場所へ案内してあげると言われ、ついていくことにした。
そうしてやって来たのがどこかの廃墟。
元はBARか何かだったのだろう
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