178 同じ顔の女
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金属の手裏剣が襲い掛かる。鈴音が錫杖で氷の壁を作る。だが、容易く破られた。ウンディーネも手裏剣で消滅してしまった。りえは山田の金属の手裏剣を杯で吸収する。そして鋼の精霊を召喚した。鋼の精霊は髭を生やし、長髪で鉾と楯を持つ男性の姿だった。
「我はハーデス」
ハーデスは山田の金属の手裏剣を楯で全て吸い寄せた。そしてそれをそのままそっくり返す。だが、簡単に弾かれた。その隙にりえはピサロに近づかれた。
「ここで死ね!」
だが、ハーデスがりえの前に立った。ピサロの剣とハーデスの鉾がぶつかり合う。
「ハーデス、頑張ってっ!」
りえが己が出した精霊を応援する。だが、簡単に鉾を弾かれ、楯で守ろうとするも、楯もあっけなく両断されてしまった。
「そんな・・・!!」
そしてハーデスもピサロによって両断されて消滅した。その時、横から光線が出てピサロを襲撃した。ピサロは瞬時に避けた。
「お前ら、例の機械を複数に、しかも大量に持っているな!」
イマヌエルは山田とピサロを睨みつけた。
「よく知ってんな」
「よくわかる。何しろ私には見え見えだよ」
「なら話は早い!」
「イマヌエル!」
阿弖流為と母禮、そしてシャクシャインが刀や槍を構える。
「その機械を壊してやるぞ!」
「馬鹿め、簡単に壊れるか!」
「それでいい!」
三人の気迫、そしてイマヌエルの能力が合わさる。その時、悠一がテクンカネが発動させる。一人の男性が現れた。赤茶色の皮膚をしており、杖を持っていた。
「ようやく報復の時が訪れたか」
「き、貴様は・・・!!」
「我が名はアタワルパ。憎きピサロよ、今度は貴様が処刑される番だ!!」
「やれるもんならやってみやがれ!!」
「ピサロ、敵は小細工を大量にしている。気を付けろ!」
山田が忠告した。
「了解!」
アタワルパの杖が爆発する。あまりにも眩しく、ピサロは機械を利用して防ごうとした。しかし、ピサロが仕込んでいる機械が全て破壊された。
「アタワルパの能力に私とシャクシャイン、阿弖流為、そして母禮の能力を流し込ませた。だから、お前の機械は全て破壊されたのだ!」
「何なら!」
みゆきがブーメランを投げる。
「させるか!」
山田が妨害を試みる。しかし、りえがまた杯で吸収、ハーデスを再び召喚した事で防がれた。ブーメランから光線が出てピサロの周囲を爆発させる。
「おおお!!」
「ピサロ!!」
ありとエルデナンドの戦いが続く。エルデナンドの攻撃に対してありは神で防御する。
「護符の持ち主、嘘つくんじゃねえ!さっさと護符を渡しやがれ!」
「いつまで寝ぼけてんのかしら?私は護符の持ち主じゃないわよ!」
ありはバラしてやろうかと考えた。
「護符の持ち主は私の妹よ!
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