178 同じ顔の女
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近していることに気付いた。
「やっと倒したばかりなのに、また次の敵が来てるの!?」
「はい。しかも今度は赤軍の人間を出向かせています」
「りえ・・・!!」
りえの母は娘とその友達が心配になった。
りえ達はようやくツェサレーヴィチ・コンスタンチンを撃破したと思った所でまた別の敵が近づいて来た事にいい加減にして欲しいと感じていた。
「ツェサレーヴィチ・コンスタンチンと戦っていたのか。結局俺達の前座となったな」
「あんたは赤軍ね。別の二人はこの世界の連中みたいだけど」
ありは尋ねる。
「アア、俺は山田義昭。この機械の造り手だ」
「あっ、あの人お!」
冬田は山田を指差した。
「知ってるのっ!?」
「確か高校の文化祭で大野君達と戦った時にいたわあ!」
「おお、てめえは!!」
エルデナンドはありを見て驚く。
「護符の持ち主じゃねえか!貴様、ここまで先回りしてやがったか!」
「は?」
ありには何の事かは分からない。
「さっきのテメエにしくじられた恨み、今晴らしてやるぜ!」
エルデナンドが急に攻撃を始める。ありもタマサイで出した神で返り討ちを狙う。先程の五色の雲を操る男女の神がまだいたのでその二人の神が操る雲を使って迎撃を試みた。赤い雲が投げられる。黄金色の壁と白銀色の壁が出現した。
「これは金に銀、これで儲けられる!」
エルデナンドはその壁をそのまま吸収した。
「な・・・!!」
「煮雪あり、あのエルデナンドやピサロはコンキスタドールの一人、金を手にする為にアメリカ大陸の原住民を虐殺し、侵略した者だ」
「あれが・・・」
「おい、護符の所有者、無駄な抵抗はやめて俺様達に護符を差し出せ!ついでにその杯もな!」
「人違いじゃないのかしら?」
(私を見て護符を出せと言った・・・。つまり、こいつ、さりと会っている・・・!!)
ありはおそらくこのエルデナンドは護符を持つ妹と勘違いしていると察した。
「あのエルデナンド、どうしてありをさりちゃんと間違えているんだ?さりちゃんと戦った事があったのか?」
悠一も不思議に思う。
「何呑気に見物してやがる!」
ピサロと山田義昭が見ていた悠一やりえ達に襲い掛かる。
「させるか!」
イマヌエルが手を突き出した。りえ達の周りに見えない結界が張られる。山田の金属の手裏剣やピサロの剣の攻撃を防いだ。
「簡単に守れると思うなよ」
「何!?」
イマヌエルの結界が破られた。
「ええっ!?」
平和の世界の主の能力はそんなに弱いはずはない。りえ達も疑った。みゆきが迎撃にブーメランを投げる。だが、ピサロの剣で簡単に弾き返された。みゆきが自分のブーメランをどてっ腹に受けた。容赦なく山田が放つ
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