051話 学園祭編 万有を齎す黄昏の剣 −メルクリウス−
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を……!」
そういえば、茶々丸がいないよね?
そっか。それじゃどうするか。
そこでふと、
「そういえば、贋作の王の方に夕映とハルナのカードも登録されているけどエヴァがしたの?」
「そうだが……今はこのもどかしさをどうにかしたいものだな……」
「わかった。夕映」
「は、はい……?なんでしょうか?」
「私の予測が正しいのなら……来れ・選択『世界図絵』!」
私の手元に夕映のアーティファクトのコピーが出現する。
そして本を開く。すると自動的に能力の知識が流れてきて、
「やっぱりね……」
「なにがやっぱりなんすか?シホの姉さん」
「夕映のアーティファクトはただの魔法書じゃないわ。その実態は……まほネットにも接続できて所持者の問いに応えてくれる世界中の魔法に関係する知識が閲覧できる『魔法大百科』よ」
「「「「「な、なんだってーーーッ!!?」」」」」
みんなが驚いている間にも私は『万有を齎す黄昏の剣』と『メルクリウス』に関しての情報を取得していく。
「ゲット……今からみんなにもわかるように教えるわね。曰く……」
『アーティファクトとしては最高位のもの。
使い熟せば、凡ゆる属性や天候を操る強大な力を持つもの。
更に、対象の生死や寿命(過去・現在・未来)を視認する事から見通す針(刻の剣)としての側面を持つ。
但し、人類史に於いて真の担い手はおらず、また、担い手となったが本来の一端しか力を行使を出来なかった事から、魔法世界に於いて記録さえ存在しない謎のベールに包まれたアーティファクトである。
故に現在に至るまで担い手を発見出来なかった理由は一人の技量では操作が不可能な代物だからだ。
此の剣は本来、四人の意思で支える存在で、基本的に契約者に対して
一人一つ分のアーティファクトしか担えないのが常識(複数出現型のアーティファクトも存在するが別枠として省略)の筈なのに四人分の意思とは異常である。
しかし、もし一人で四人分の意思を補う事が可能であれば、其れは人を超越した『超克者』という存在である。
真の担い手となるための素質としては、前提として『万有を齎す黄昏の剣』とは異なる、他者のアーティファクトも自身のものとして意のままに操る常識を覆す異常なアーティファクトを所持しているか否かである。
但し、其れ程の異常なアーティファクトなどの存在は、まず、稀少な上に存在が曖昧であり、担い手となるのはまず奇跡だろう。
それを踏まえてさらに『万有を齎す黄昏の剣』を手にするものがいるとすれば……(ここで記述は途切れている)』
「…………らしいわよ?なんか、壮大な話ね……」
読んだ私
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