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吸血鬼になったエミヤ
051話 学園祭編 万有を齎す黄昏の剣 −メルクリウス−
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て興奮とかはこれといってしないし……」
「これは……精神的B??……それとも、精神的G??もしくはどっちも?なんだこれは、わたしの開拓したことのない未知の領域!?まだわたしの手の届かない場所があったとは……!しかも異世界人で吸血鬼で清楚系かと思えば薄幸系でしかもしかも凌辱系も追加オプションとは……!なんて敦盛!!くっ殺!!…………ぶつぶつぶつ…………」

と、なにかの燃料でも投下してしまってフルドライブでもしてしまったのかフルスロットルでぶつぶつと言い始めているハルナに対して、

「えっと、どうすればいい……?」

そう聞くが他のみんながハルナのあまりの状態異常っぷりに逆に冷静になったらしく放置をするしかないという結論に至ったらしい。
まぁ話が進まないもんね。

「と、とにかくですね。すべてが嘘でもないと思うんです……それに、超さんからお借りしたこのタイムマシンは、本物です」

そう言ってネギ先生はタイムマシンを取り出して見せてくる。
それに気づいたのかタマモは、

「あー……だからなかなか居場所が特定できずに、しかも話が噛み合わなかったのですね」

と言っている。
なにか心当たりがあったらしい。
それから今の戦力把握も大事だと、ハルナに夕映、そして私の新たな能力の確認もしたいという事でとりあえず私は足に力を込めて立ち上がる。
まだ少しふらつく感じはあるけど日常生活には異常はないだろうし。

それからまずはハルナと夕映が水着の上からアーティファクトを展開していた。
夕映の格好はローブに帽子、箒に分厚い魔法書から見る感じ純粋な魔法使い一式セットって感じかな?
そしてハルナはやはり性格と趣味がもろに影響したのかスケッチブックに汚れ防止のための前掛け、そして羽ペンとおしゃれな帽子いう漫画家みたいな感じだった。

「おっほほー!いーねいーね!!」
「可愛いです!」

と、ネギ先生達からは絶賛されていたが、遠いところで長谷川さんが遠い目をしていた。
思うことはもう私達は慣れたがおこじょであるカモミールが普通に喋っている事に対してか、はたまた自分の常識を現在進行形で壊されるところからくる達観か……。


「そ、それじゃシホさんもお願いしてもいいですか……?」
「いいですけど……その前に、ネギ先生」
「はい?」
「緊急事態だったとはいえ意識がなかった私に承諾もなしにキスをするのは今後はやめてくださいね?英国紳士としても結構アウトですし」
「はうう!? すみません!!」

それで思い出したのか顔を赤くしているネギ先生をよそに私は新たに手に入れたカードを発動する。

来れ(アデアット)……」

そして出現するのは一本の剣であり、私の格好は『贋作の王』の誰にでもなれるゆえに無色であり服装の
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