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吸血鬼になったエミヤ
051話 学園祭編 万有を齎す黄昏の剣 −メルクリウス−
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、お願いできる?」
「わかりました♪」

そのまま私はタマモにお姫様抱っこをされながらみんながいるであろうプールの方へと向かう。
すると、

「あ、シホ!もう平気になったの?」
「ええ。ごめんねアスナ。心配かけたみたいで……」
「いいわよ。それより……なんかそう抱っこされているとシホが来たときを思い出すわね」
「確かに……大丈夫。少ししたらまた歩けるようになると思うから」
「うん。よかった」

それで他にもいたみんなに心配の言葉を掛けられるも、それぞれに対応しつつ思った。

「長谷川さんにハルナにも魔法がバレたの……?」

私が知らないところでまたメンバーが増えている事にそう言葉を零した。
まぁ、ハルナに関しては遅からずって感覚だったけど。
それで私はビーチにある椅子に下ろしてもらう。

「まぁ、こんな面白そうなことは他にはないよねー」
「おい。だから私はまだ仲間になったわけじゃ……」

ハルナは能天気そうに笑い、長谷川さんはまだ現状に適応できていない御様子。
魔法バレして巻き込まれた感じかな……?

「そ、それじゃ今から超さんについての作戦会議を始めたいと思います」

ネギ先生がそう言って全員を集めて話し出す。
そういえば、超さんについては私はこれといって情報を会得していないんだよね。
さて、どんなびっくりな話が聴けるのやら……。




まず、超さんは嘘か真かネギ先生の子孫で、しかも火星人だという。
未来からタイムマシンを使ってやってきて現在進行形で歴史の改変を企てて魔法の存在を世界にばらそうとしている、らしい……。

「未来人とか火星人とか……それって嘘じゃないの……?」
「いえ、本人がそう言ってましたし。それに、未来人とか火星人とかいうのなら……その、シホさんで例えるなら……言ってしまっても構いませんか?」

刹那がそう私に問いかけてくる。
なにをとは敢えて聞かない。
私は承諾の意味も込めて無言で頷いた。

「その、シホさんは元は男性であって、しかも異世界人ですから。そういうのもありなのではと」

うん。刹那さぁ、少しは配慮してよ。
特大の爆弾を素直に落とすのも考え物だよ?
オブラードに包みなさい。
それで当然、まだ教えていない皆も驚いた顔になっていたし、特にハルナは「はぁ!?」という叫び声を上げる。

「シホって……その、TSしてきたの!?」
「TSって……まぁ、最近になってとある出来事で記憶を思い出すまで私自身、もとは男性だったなんてすっかり忘れていたわけだし……。それに、言い訳にも聞こえるけど今となっては男性としての時の記憶は前世くらいの感覚なのよね。この世界でシホとして過ごした時間があまりにも濃厚すぎて記憶を思い出した後でももう女性に対し
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