第四幕その十一
[8]前話 [2]次話
「かかしさんと樵さんでしょ」
「オズの国の一大事にお二人がおられないと」
「とても」
それこそというのです。
「そういう時が多いわね」
「そうよね」
「樵さんはハートと力仕事」
「そちらよね」
「ええ、まあそれで学問もね」
「必要ね」
「私は興味なくても」
やはりこう言うビリーナでした。
「やっぱりね」
「身体を動かすと」
「よりはかどるのよ」
「そういえばわしもだよ」
前ノーム王も言ってきました。
「身体を動かすと本を読むことも」
「はかどるのね」
ビリーナが応えました。
「そうなのね」
「そうだよ」
「じゃあ貴方もスポーツするの」
「いや、散歩位だよ」
身体を動かすことはとです、前ノーム王は答えました。
「わしの身体を動かすことは」
「そうなのね」
「これといってね」
お散歩以外にはというのです。
「しないよ」
「バスケとか野球とかしないの」
「観るのは好きだよ」
こちらはというのです。
「かなりね、けれどね」
「それでもなのね」
「これといってね」
「そうなのね」
「水泳とかもしないよ」
「じゃあ泳げないの」
「実は不得意なんだ」
「そうなのね」
「ただ自転車は乗れるよ」
こちらは大丈夫だというのです。
「それで時々乗っているよ」
「自転車もいいよ」
カエルマンはそれならとお話に乗りました。
「あれもね」
「いい運動になるんだ」
「お散歩もだけれどね」
「自転車もなんだね」
「そうなんだ」
「自転車はいいね」
前ノーム王は自転車についてはこうも言いました。
「景色も風も楽しめるし」
「そうだよね」
「確かにいい運動にもなるし」
「だからだよ」
「自転車もいいんだね」
「うん、サイクリングなんかしても」
そうもしてもというのです。
「かなりね」
「いいんだね」
「運動にはね」
そうだとです、カエルマンはお話しました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ