第四百七十九話 仲間達集結その十五
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「他の人にそんなことしないだろ」
「そういえばそうだな」
国木田は当麻のその言葉に頷いた。
「この前も忠告していたな」
「そういうの見たらな」
「こいつが本当に死にたがっているか」
「俺は疑問だな」
「ガウガウ」
たえも当麻の頭を?みながら頷いた、当麻はその彼女も見ながらそのうえで太宰にさらに話したのだった。
「まあ実際にあんたがどう思ってるかは別だけれどな」
「少なくとも死んでも生きている人がいる」
国木田もそのたえを見つつ言った。
「だったらな」
「やっぱり必死に生きることだな」
「そうだな」
「そうっす、生きることは楽しいっす」
ゴブタも言ってきた。
「存分に生きることっす」
「だがさぼるな」
ゴブタに後ろからリグルが怖いオーラを放ちつつ言ってきた。
「この前もさぼっていたな」
「いや、おいらちゃんと仕事してるっすよ」
「嘘吐け」
「本当っすよ」
「ゲルドさんみたいに働け」
リグルは今は訓練に汗を流しているゲルドを見つつ言った。
「せめてな」
「ゲルドさんは働き過ぎっすよ」
「いや、俺は休めないだけだ」
ゲルドは訓練を中断して述べた。
「ただそれだけだ」
「それが信じられないっす」
ゴブタはゲルドの言葉に驚いて言った。
「おいらなんて働いたら負けと思ってるっすよ」
「薫さんと同じこと言うっすね」
はじめはゴブタの言葉を受けて言った。
「ちょっと違う気がするっす」
「あっ、働くの嫌ならね」
ここでロシアが知恵を出した、その知恵はというと。
「後ろに機関銃持った人を立たせるといいっすよ」
「働かない人はっすね」
「撃つんだ、ゴブタ君なら死なないし」
はじめに明るい声で応えた。
「大丈夫っすよ」
「あの、痛いっすよね」
ゴブタはロシアの微笑んでの言葉に引いて応えた。
「機関銃って」
「けれど死なないからね」
やはり微笑んで言うロシアだった。
「安心してね」
「ロシアさんも怖いっす」
「だがさぼらないのならいいな」
国木田はむしろロシアの味方だった。
「是非導入してみよう」
「それには及ばない」
「左様、我等がおる」
ここでターニャと白老が出て来た。
「さぼる者は容赦せぬ」
「徹底的に教育しなおす」
「まあこうした人達もいるしな」
和真はそれならと言った。
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