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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第138話
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……!?」

我に返ったユーシスとフィーは呆れた表情でリィンとシズナを見つめ、エリオットとラウラは苦笑し、からかいの表情を浮かべたアンゼリカの指摘にアリサは顔を真っ赤にして反論した。



その後シズナとの戦闘でダメージを受けたアリサ達はセレーネの治癒術によって回復してもらった。



「皆さんの回復は終わりましたわ、お兄様。」

「わかった。―――――ベルフェゴール、頼む。」

「はいは〜い♪」

アリサ達の回復を終えたセレーネの言葉に頷いたリィンはベルフェゴールを召喚し、召喚されたベルフェゴールは転位魔術を発動し

「……やっぱり二人とももう行くのね。」

その様子を見たアリサは残念そうな表情を浮かべながら問いかけた。

「ああ。次の作戦まで時間があるとはいえ、やる事がない訳ではないからな。――――――”次の作戦”は今までアリサ達が介入してきた”戦場”とは比較にならない”酷な戦場”になるだろうから、アリサ達は介入しない方がいい――――――いや、内戦から今まで”身内の保護”を大義名分にどんな厳しい状況であろうとも介入したアリサ達には言うだけ無駄か。」

アリサの問いかけに対して頷いて答えたリィンはある事を忠告しようとしたがすぐに複雑そうな表情を浮かべて忠告が無駄だと悟った。

「”次の作戦”に介入してきた場合の君達”紅き翼”の足止めは”俺以外の黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)出身のメンバーから複数名”と鉄機隊から2名、そしてシズナとレン皇女殿下が雇った裏解決屋(スプリガン)が担当する事になっている。」

「お、お兄様!?」

「へえ?」

表情を引き締めたリィンはアリサ達にとって驚愕の情報を伝え、リィンが口にした情報を聞いたアリサ達がそれぞれ血相を変えている中自分達にとっても想定外の事――――――アリサ達を足止めするメンバーの詳細を口にしたリィンの行動にセレーネは驚き、シズナは興味ありげな表情を浮かべた。

「子爵閣下とシャロンさんを取り戻した今の君達が歴代の”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”の中でも逸材揃いと言われていた上”皇帝三軍将”の一人に担任をしてもらい、卒業後は輝かしい道を歩み、更にはこの戦争で更なる成長をした”黒獅子達”とシズナ達を超えられるなんて、正直”絶対に不可能”だと思っている。――――――だけど、かつてのZ組の――――――トールズの一員としてアリサ達の武運を祈っているよ。」

「お兄様………――――――私もかつてのトールズの一員として皆さんのご無事とご武運をお祈りいたします。――――――”次の作戦”、どうか誰一人も欠けずに生き残ってください。」

「ちなみにさっきリィンの話にあった私と裏解決屋(スプリガン)は”光の剣匠”を始めとした君達”紅き翼”に
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