第138話
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声を上げ、ユーシスが仲間達に激励をしたその時
「せーの――――――そこだぁっ!」
「え――――――」
「は、速すぎる……!?」
シズナはアリサ達目掛けて神速の早さで詰め寄った後アリサ達の周囲を縦横無尽に駆けながら目にも止まらぬ無数の剣閃を一挙に浴びせ始め、シズナが放った秘技を受けたトワは呆け、サラは信じられない表情で声を上げた。
「秘技―――――九十九颯!!」
そして無数の剣閃を終えたシズナが大太刀を一振りするとシズナが宣言した人物達――――――アンゼリカ、クロウ、ラウラ、フィー、サラ、アッシュ、セドリック、ガイウスはまだ戦闘続行な様子で立てていたが、それ以外の人物達――――――アリサ達は全員戦闘不能になり、地面に膝をついていた!
「う……く……」
「馬鹿な……」
「つ、強すぎるよ……」
地面に膝をついたアリサは呻き、ユーシスとエリオットは信じられない表情で呟いた。
「みんな……!?」
「ハァ……ハァ……何とか耐えられたけど……他の人達が……」
「化物が……!クソ……ッ!」
「同感だぜ……下手したらあのマクバーンよりも”化物”な気がしてきたぜ……」
「ハハ……リィン君も忠告していた通り、同じ”剣聖”のエリゼ君とは桁違いの強さじゃないか……」
「くっ……エリゼどころか、カシウスさんやアリオスさんとも互角か、ひょっとしたらそれ以上なんじゃないの……!?」
「この強さ……多分、団長をも超えている……!」
「これが”白銀の剣聖”の実力の一端……一度攻勢に出ただけで、この惨状を作り出すとは、リィンが言っていた通り、我らの中で彼女とまともにやり合えるのは父上しかいないかもしれないな……」
一方まだ戦闘不能になっていないガイウスは戦闘不能になった仲間達を心配し、セドリックは疲弊した様子でアリサ達を見回し、悪態をついたアッシュの言葉にクロウとアンゼリカは疲れた表情で同意し、サラとフィー、ラウラは厳しい表情でシズナを睨んだ。
「フフ、それじゃあ続きを始めようじゃないか――――――」
そして不敵な笑みを浮かべたシズナがサラ達に追撃を仕掛けようとしたその瞬間
「―――――そこまでだっ!」
何と一瞬で”神気合一”を発動したリィンがシズナに詰め寄って、シズナの大太刀を自身の得物である”神剣アイドス”で受け止めた。
「お兄様……!?」
「おや、彼らの加勢をするつもりはなかったんじゃないのかい、弟弟子?」
リィンの突然の行動にセレーネが驚いている中シズナは興味ありげな表情でリィンを見つめながら問いかけた。
「アリサ達が”条件”を満たした以上、止める必要があると判断したから止めただけだ……―――――”アリサ達が
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