第138話
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ナはセレーネにとっては予想外の高評価を口にし、シズナの自分に対する評価を聞いたセレーネは呆け、シズナの口から出たセレーネ以外の人物達――――――アルフィン、クルト、ミュゼを思い浮かべたリィンは目を伏せて黙り込んでいた。
「――――――ふざけないで!幾ら相手が”敵”だろうと、その人にはその人の人生や帰りを待っている人達がいるのよ!?貴族派と革新派の争いによって生まれる一人でも多くの人達の不幸を防ぐ為にも、オリヴァルト殿下は私達”Z組”を立ち上げて、私達も殿下の理念に賛成して”第三の風”として今の状況を少しでも変える為にも、この場にいるのよ!そんな私達の覚悟を”半端”だなんて、言わせないわ!」
「ハッ、そもそも最近リィン達に力を貸すようになった”新参者”のお前に俺達の”覚悟”をわかってたまるか!」
「ふふっ、いい啖呵だ。――――――そこまで言うからには、君達の覚悟が”半端”ではない事を私に証明してくれよ?」
怒りの表情で声を上げたアリサと厳しい表情で呟いたクロウの言葉を聞いたシズナは静かな笑みを浮かべて大太刀をアリサ達に向けてアリサ達を挑発した。
「望む所だ――――――ゴールドハイロゥ!!」
「おっと!さっきの会話の間にオーブメントの駆動を終わらせて”不意打ち”をするとは、やるじゃないか。」
そしてシズナの言葉にユーシスは答えると同時にアリサ達とシズナの会話の間に密かに駆動させていたオーブメントを発動させて攻撃アーツをシズナに放ち、ユーシスのアーツによって発生した襲い掛かる無数の黄金の球体を回避したシズナは口元に笑みを浮かべてユーシスを評価した。
「行くよ……ッ!アリサちゃん、フィーちゃん、マキアス君、エマちゃん、エリオット君、セリーヌちゃんは左右に散開して遠距離攻撃で波状攻撃を仕掛けて!」
「「「「はい!」」」」
「了解!」
「わかったわ!」
その時ある作戦を思いついたトワはオーブメントを駆動させた後アリサ達に指示を出し、指示を出されたアリサ達は次々とシズナ目掛けてクラフトを放った。
「貫け――――――ミラージュアロー!!」
「排除する。」
「石化弾――――――発射!!」
「白き刃よ――――――お願い!」
「常世の鐘よ―――――鳴り響け!!」
「燃え尽きなさい――――――クリムゾンテイル!!」
「フフ、左右から尽きる事のない波状攻撃か。悪くない判断だ。」
シズナは次々と襲い掛かる幻影の矢、無数の銃弾、石化効果がある弾丸、闇夜に響く白銀のベル、白き霊力の刃、セリーヌの尻尾から放たれた霊力の業火をギリギリのタイミングを見計らって次々と回避した。
「オーブメント駆動……!ラウラちゃんとミリアムちゃんは正面から、ガイ
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