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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第138話
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協力している”協力者達”の相手を担当する事になっているから、姉弟子(仮)には『弟弟子(リィン)と違ってあまり期待していないけど、老師(せんせい)の孫娘としての実力はどんなものなのか楽しみにしている』って伝えておいてね。その代わりに黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)の面々には君達は”半端者じゃない”って事を実際に刃を交えた私――――――”白銀の剣聖が保証する”って事を伝えておくからね〜。」

そしてリィンとセレーネ、シズナがそれぞれアリサ達に伝えたい事を伝え終わるとベルフェゴールの転位魔術が発動してリィン達は転位魔術でその場から消え去った。



「ったく、”メンフィルと協力関係を結んでいる勢力でもない俺達にこの戦争の行く末が決まる重要な作戦内容を漏洩する訳にはいかない”んじゃなかったのかよ。」

「もしかしたら彼女――――――シズナ君が私達が”条件”を満たしていたにも関わらず戦闘を続行する所か、”本気”を出して攻勢に出た事に対するリィン君なりの”詫び”かもしれないね。」

リィン達が転移した後クロウは溜息を吐いた後苦笑し、アンゼリカは肩をすくめて推測を口にした。

「だけど、わたし達にとっては貴重な情報だったね。お陰で、”次の作戦”に介入した時にわたし達を阻む相手が前もってある程度の予想と対策ができるのだからね。」

「黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)……”黒の工房”の時は協力し、その後も今までの介入で実際に刃を交えたのはルーレのアンゼリカ先輩の実家の時くらいだが、ついに本格的にオレ達を阻む相手になるようだな。」

「姉さんの推定ですと、一人一人が”執行者”候補クラスの上、”先輩”と”副級長”に関しては”執行者”クラスの戦闘能力との事の上、その方達が複数で阻んで来るのですから、厳しい相手になりそうですね……」

「ん……しかも向こうもお互いクラスメイト同士だったんだから、わたし達のようにチームワークも抜群だろうね。」

「そっちも相当厄介だけど、”執行者”クラスに加えて達人(マスター)クラスまでいる”鉄機隊”から二人に加えて、さっき戦ったまさに”人外”としか思えない強さのあの”化物”――――――”白銀の剣聖”とやらまでが阻んで来るんでしょう?あの”化物”が相手の時点で、”対策”の立てようがないんじゃないの?」

「実力が”化物”クラスに加えて、リィンの”神気合一”まで使えるとか、冗談抜きで”チート”な存在だよね〜。」

真剣な表情で呟いたトワの言葉に続くようにガイウスとエマ、フィーはそれぞれ考え込み、セリーヌとミリアムは疲れた表情でシズナを思い浮かべながら呟いた。



「……ま、”白銀の剣聖”自身の話によると、次の作戦であたし達を阻む時はあたし達じゃなく、協力者達――――――子爵閣下達を阻む
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