五河シャイニング/降臨するゼロ
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ベリアルはスペシウムブレードから黒いスペシウムエネルギーを生成し光線技の構えを取る。
ゼロ「終わるのは、お前だアアアアァァァ!!」
ゼロは全身のスペシウムエネルギーをオーバーフロー寸前まで稼働させ、腕をL字に組んだ。
アイザック「デスシウム光線!!」
ゼロ「ワイドゼロ……ショットォォォ!!」
黒と白のスペシウムエネルギーがぶつかり合う、周囲にいたフラクシナスが揺れる。
衝撃で揺れる艦内の乗組員たちが物に掴まる中、一人だけ艦内でそれを見つめる。
村雨令音、彼女は衝撃の中、背後に現れたファントムと共に突然消滅した。
ゼロ「負けるかアアアア!!」
ベリアル「消えろおおおおお!!」
その瞬間、ゼロの脳裏に記憶が再び過る。
ゼロ「俺が……真士」
その瞬間、霊結晶が輝き始め、ワイドゼロショットの威力が上がる。
ベリアル「な、何故だアアアア!!」
屋上の入口の壁に叩きつけれたベリアル、そこをゼロとベリアルがマスクオフし、追い詰めた。
ゼロ「思い出したよ、30年前、俺はお前に殺された」
ベリアル「まさか……」
ゼロ「そうだ、俺の本当の名は、崇宮真士。そして五河士道は、真士の生まれ変わりだ!!」
ベリアルはそれを見て思い出す、あの時士道と出会った時、感じたあの既視感を。
ベリアル「あっはっはっは、やはり、勘違いではなかったようだ。傑作だよ、まさか、私が30年前に手にかけたあの少年が、こうして私に歯向かうとは」
その時……
ファントム「ようやく思い出したね、シン……」
ゼロ達の前に突如としてファントムと令音が現れた。
ゼロ「ファントム……やっぱり令音さんと繋がってたんだな」
令音「何も、一人だったって事だけど」
ガシャン!!
突如としてゼロスーツの胸部アーマーが変形し、はめ込まれた霊結晶がファントムの元へと帰って行く。
令音「これが、私の正体よ」
カッ!!
光と共に、ゼロが目にしたのは……
何度も記憶の中で目にした、あの少女だった。
ベリアル「始原の……精霊……」
その少女は優しく微笑み、ゼロに駆け寄る。
???「ようやく出会えた、私の大切な人……」
ゼロはスーツを解除し、涙を流しながらその名を読んだ。
士道「崇宮……澪……」
その姿を目にしたベリアルをギガバトルナイザーを手に、ベリアルショットを打ち込む。
だがその攻撃は弾き返され、澪は告げる。
澪「レイオニクス能力を存分に使っての王様ごっこは楽しかった?」
ベリアル「遊んでいる男は嫌いかな?」
澪「少なくとも、あなたとは遊びのセンスは合わない、ましてや私の霊結晶が目的でシンを手にかけた男とはね」
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