五河シャイニング/降臨するゼロ
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ゼロ「サンダルフォンベータスラッシュ!!」
ベリアル「ベリアルジェノサンダー!!」
ズガァアアアア!!
ゼロ「ぐあああ!!」
ビルに叩きつけられたゼロにベリアルはギガバトルナイザーを腹部に突き刺し、二発目のベリアルジェノサンダーをゼロ距離で発射しようとする。
十香「させるかあああああ!!」
十香は暴虐公から紫の斬撃を2発繰り出し、ゼロをベリアルから引き剥がす。
ゼロ「助かった、十香」
十香「全く、死に急ぎも良い所だ」
ベリアルは更にギガバトルナイザーから次元を開き、そこから無数の光弾を生成する。
ベリアル「ベリアルショット!!」
ゼロ「抑え込むぞ、十香!!」
十香「言われなくても!!」
光弾がまるで弾幕の如く二人を襲う。
剣で全ての光弾を切り伏せ、ゼロと十香は背中合わせでベリアルと対峙する。
ベリアル「少しはやるじゃないか、これだけの攻撃を受けてもなおまだ気を張るとは」
ゼロ「あんたと違って、俺には護るべきものがある。ただ奪うだけのお前には分からないだろうがな」
十香「私の存在理由は、十香の幸せと士道だけ。その為にも、私もシドーも死ねないのだ」
ベリアル「良い覚悟だ、それならこちらも容赦はしないよ?」
ゼロ「!!」
するとゼロの脳内に謎の記憶が脳裏を過る。
黒服の男、血塗れの少年、誘拐される真那の様な少女、白い髪の少女の絶叫……
ゼロ「十香、先に戻れ、俺一人でやる」
十香「どういうつもりだ!!」
ゼロ「こいつとは、自分で決着を付けたい」
ゼロは封解主を突き付け、反転態を解いた。
十香「一体、何を……」
ゼロ「心配ない、必ず戻る、こいつは俺の手で倒さなきゃいけない気がするんだ。頼む」
十香はそれを受け入れ、フラクシナスへと撤退していく。
そしてゼロはその記憶に対し、ベリアルに聞く。
ゼロ「崇宮と言う人を、知っているか?」
ベリアル「何?」
ゼロ「何か、知ってるんじゃないのか!!」
ガキィ!!
そう叫び、ゼロは鏖殺公で斬りつけ、ギガバトルナイザーと鍔迫り合う。
その姿はまるで装着者である士道が怒りと共に剣を振り上げ、まるで何かの復讐心に取り憑かれた様な姿だった。
ズガガガガ!!
激しい剣戟と共にゼロは叫ぶ。
ゼロ「お前は大事な人を泣かしている、泣かしちゃいけない誰かを!!」
ベリアル「まさか、そのスーツは……」
ゼロ「感じるんだよ、俺の心が……、スーツが、ファントムの後悔をッ!!何年も待ち続けてる、大切な誰かの事を!!」
鏖殺公によって全身を斬りつけられ、ベリアルスーツは損耗率40%に達していた。
ベリアル「ここで、終わらせる!!」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ