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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
姉少-おねしょた-
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大和くんのお腹が鳴る。
あー、そういえば昨日の夜から何も食べてなかった。
というわけでまずは餌付け…ごほんごほん。一緒にご飯を食べましょう!
同じ釜の飯を食えばきっと親しくなって距離感もグッと近くなるだろうしね!
「何食べましょっか!あ!うどんとか」
「うどんきらい。」
「え?」
多分、親密になるのは少し難しい気がしてきた。
それから、
「相変わらず賑やかなのね。」
「…。」
二人で京都散策。
ここに訪れてから2度目のデートということだけど、隣にいるのは大和くんは大和くんでも子供のやまとくん。
前に歩いたはずのここもなぜだか新鮮に感じられた。
のだが
「ほら。」
「…。」
「しっかり繋いでないと、迷子になるから。」
「…いい。」
やまとくんは手をつなごうとしない。
それどころか、隣に歩くこともせず常に一定の距離を保ちながらついてきている。
不機嫌なんだか落ち着いてるんだか一切分からないその表情。
何?最近の子供ってそんなにマセてるの?
年相応らしくニコニコして甘えてお姉さんの胸に飛び込んできてもいいのにね。
って何を考えてるんだ私は。
「ねぇ、大和くん。」
このままではよくない。
そう思い、一度彼の視線に合わせてしゃがみこみ、おはなしをすることにした。
「お姉さんのことは、きらい?」
「きらい。」
「…。」
こんな面と向かってきらいっていう子はじめて。
「ど、どのへんがきらいなのかな?」
「なれなれしい。あやしい。」
「馴れ馴れしいって…お姉さん、やまとくんとなかよくしたいんだけどなー。」
「おれはなかよくしたくない。」
「そんなこといわないの。ほら、手繋ぎましょ?迷子になっちゃってもお姉さん知らないわよ?」
「おれはまいごにならない。」
完全に突っぱねられている。
そりゃあ…無理もないというかなんというか…。
ある日突然世界が滅茶苦茶になってお父さんお母さんもいないなんて説明したらどうしたらいいか分からないもんね。
ふーんなんて平静を装ってたけど、やっぱり不安なんだろう。
だからこんな態度をとるんだと思う。多分。
なので
「!!」
「あーかわいいなもう!!」
手を繋ぐのが嫌?
なら抱っこしましょ!!
「はなして!!だれか!!!!おまわりさん!!!!」
じたばたと暴れ、私から離れようとするやまとくん。
大人を舐められたら困るなぁ。まだ小さな子供がサーヴァントから逃げられるとでもお思いですか。
「何があっ…む、武蔵さん…?」
「あーごめんなさいね!いいのいいの!これスキンシップだから気にしないで!!」
「あぁ、そうですか…。」
と、あんまりにも叫ぶものだから慌
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