177 少年を連れて行った者
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うな出で立ちだった。
「杯はレーニン様の手に渡っていないと聞いたが、これは丁度いい」
「これを貰おうって言うのっ・・・!?」
「それは勿論、このツェサレーヴィチ・コンスタンチンの名誉になるからな!かかれ!」
ツェサレーヴィチ・コンスタンチンの兵がりえ達を砲撃する。普通の銃撃と異なり、火山のような爆発に電撃のような攻撃が来る。
「迎撃せぬと黒焦げになるぞ!」
「ち・・・!」
「冬田さん、私達を降ろして」
「え、ええ!」
冬田は遠くでりえ達を降ろした。そして悠一はテクンカネを発動する。
その頃、本部ではかよ子の母達がそれぞれの動向を確認していた。
「・・・む?」
「どうしたの、イマヌエル?」
「どうやら、安藤りえ君達が厄介な軍と相対したらしい。それに煮雪悠一氏の道具が私を呼んでいる。失礼するよ」
イマヌエルは瞬間移動のように消えた。
「りえ・・・!!」
「りえちゃんとなると奈美子ちゃんのとこのありちゃんもいるはず・・・」
「そうね」
「イマヌエルが加勢しますとなりますと大丈夫でしょう。それに羽柴奈美子さんの次女の煮雪ありさんもアイヌの神を操ります者ですから、形勢逆転の可能性もあります。現に東京で東アジア反日武装戦線の人間が杯を狙おうとしました時も」
フローレンスは弁解する。
「しかし、本当はあまり私やイマヌエルが前線に出向きますのはあまり宜しき事ではありませんのですが」
「どうして?」
「この世界は私とイマヌエルが創り上げました世界あり、その創造主が倒されますとなると、この世界は完全に劣勢となり、滅亡は確実に近くなります。それに敵達は羽柴奈美子さんの甥の三河口健さんの能力をそのまま複製しました機械を使っていますとなりますと・・・」
「イマヌエルにも危機が起きる・・・!?」
まき子は懸念した。
「はい」
りえは電撃に対して杯を向けた。雷を操る精霊が現れた。雷の精霊はツェサレーヴィチ・コンスタンチンの軍にそのまま電撃を返す。しかし、弾かれた。
「フハハハ、攻撃が通用するか!」
(いや、あの機械を持っているはず・・・。それを壊せればっ・・・!!)
りえはそう思った。ありもアイヌの神をタマサイで召喚した。男と女、二人の神が生まれた。二人の神は五色の雲を作り出した。神が黒い雲を投げる。
「な、何だ!?この暗闇は!?」
黒い雲は闇となり、兵を飲み込んでいく。
「ちい、上手く行かぬか!」
ツェサレーヴィチ・コンスタンチンは劣勢に感じるが、怯む訳に行かないと攻撃を続ける。みゆきがブーメランを投げて迎撃する。投げたブーメランから光線が出て爆発が起きる。だが、向こうも電撃と爆撃で攻撃した。
「おし、これで近づけるぞ!」
だが、そこにま
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