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日曜日の朝、両親が揃っていたので、僕は、美鈴のことを打ち明けた。
「美鈴に結婚申し込んだ」
「あー そうなの 良かった やっとね OKしてくれたんでしょ」と、お母さんは、そんなに驚いていなかった。
「うん 喜んでくれた」
「そうだよね で いつするの?」
「まだ、これから、話合う 多分4月頃かなー まだ、決めなきゃなんないこと、いろいろとあるんだ」
「そうよね まず、美鈴ちゃんのお父さんのこともあるしー お店のこともね それに、借金もあるんでしょ いざとなると大変なことばっかりよね」
「それでね 美鈴は、今、店を大きくすること考えているんだけど、僕は、店舗併用の住宅を考えているんだ。まだ、美鈴と相談していないけど」
「そんなのどうなの 借金で大変なんじゃぁないの」
「借金いうなよー 確かに、そうだけど・・借入金だよ 美鈴は店のほうの返済を考えるだろうし、僕は、給料で家の返済を考える。余裕は無いだろうけど、二人の時間もその方が増えるしね その方がマンション借りるより経済的かなと思う」
「でも、土地は他の人のものでしょ 同じ建てるんだったら、別の場所にでも・・」
「うーん でも 最終的には、土地を売ってもらうことも考えている。持ち主の田中さんは美鈴にだったら承知すると思う」
「蒼 他人に甘えたらだめよ まして、美鈴ちゃんを頼りにするんじゃぁなくて、蒼が引っ張っていかなきゃ あなた どう思う?」と、お父さんにもなんか言って欲しかったみたいだ。
「とにかく 美鈴さんと、よく話し合ってから、もう一度、どうするのか聞かせてくれ 蒼の考えはわかったけど、結婚って二人三脚だからな 美鈴さんは、もう、ウチにとっても娘みたいなもんだ 二人が、幸せになるんだったら、出来るだけの協力はする そのうえで、もう一度話し合おう 二人の思いは尊重するけれど、美鈴さんのお父さんの意見も聞きたい」
「ありがとう お父さん お母さんも 美鈴は、小学校のときから、僕になにかと世話をしてくれて、でも、高校に行く前にあんなことが起きて、でも、ずーとお父さんの面倒を背負ってきて、苦労してきているんだ。今度は、僕が幸せにしなきゃなんないと思っているんだ」
「わかっている あの娘は、いつも自分のことより、人のことを考えているし、お母さんとも直ぐに打ち解けて、本当に優しい娘だと思う。だから、今もみんなから好かれて、店も順調にいっているんだろうな だけどな、蒼 客商売は昔から水商売と言ってな、何が起こるかわからない 事実、昔のナカミチもあっという間だった あんなに評判良かったのにな」
「うん わかっているつもりだし、美鈴も身に染みてわかっいるって言っていた。僕もいるし、それに仲間もいる。美鈴の周りの人達も応援してく
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