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サムライ・アラモード(引き継ぎ)
留学生、健と繭
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尊「...ったく」

ゆかり「大丈夫?」

繭「は、はい...。」

ゆかりの問いに、繭は頬をほんのり染めて尊の方を見ながら答えた。

ゆかり「...」

・・・・

翌日。

男子生徒の友人「ホントにやるのか?」

男子生徒「庭瀬...アイツだけは許せない!」

男子生徒は怪しい女からスタンプのようなものをもらっていた。これを使えば嫌いな人間を消すことができるといわれ渡されたものだ。

男子生徒がスタンプを地面に押しつけると、魔法陣が展開され、

悪魔「グロロロロロ!」

土のような身体をした一つ目の蜘蛛の化け物が現れた。

名は「サイクロプス」。土や岩を依り代に現れる蜘蛛のような外見の低級悪魔である。



サイクロプス
岩や土塊を依り代にして現れる、
巨大な蜘蛛の姿をした悪魔。

その巨体で押しつぶしてきたり、
地中の土を喰らい、
固めて岩石のつぶてと化して口から吹き飛ばしてくる。

身体が強固な岩石のような甲殻に覆われているため、
頭部と背中以外への攻撃は軽減されてしまう。

 ―国立禁書図書館収蔵「異形記」(年代不詳)から抜粋


突然現れた怪物を見てパニックになる生徒たち。そこに尊が現れエナジーナイトに変身する。

エナジー「行くぜオラァァァ!」

エナジーが煌覇を用いて斬りかかる。しかし...

サイクロプス「グロロロ?」

エナジー「ウソ...だろ...」

岩石のように強固な甲殻には通じなかった。

そして、岩石つぶてを食らい吹き飛ばされてしまう。

エナジーは庭瀬流古武術を用いた肉弾戦を挑むが、甲殻には傷一つつけられず、むしろ自分の拳を痛める羽目になった。



ショコラ「なっ!」

マカロン「...エナジー...!」

ショコラたちが駆けつけたころにはエナジーはサイクロプスに嬲られ、瀕死の状態になっていた。

サイクロプスは、エナジーを潰してしまおうと跳躍し、そのまま落下した。

絶体絶命のその時、天使ではなく悪魔が二人舞い降りた。

繭が、サイクロプスの巨体を片手で持ち上げていた!

エナジー→尊「.......甲銀さん、王我...」

エナジーの変身が解け、尊は気を失ってしまった。

健「ふむ、サイクロプスか。下級悪魔だな」

繭「健さん、わたしにお任せを」

健「うむ、任せた」

サイクロプス「グロロロロ!!!」

サイクロプスが岩石のつぶてを放ってきた!

繭「それが攻撃ですか...」

呆れた表情の繭は、ため息をつきながら岩石つぶてを蹴り返した。

サイクロプス「グロロロロ!?」

繭「わたし、怒っているんです。留学先で初めてできたお友達
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