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ヘタリア大帝国
TURN49 騎士と海賊その六
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す」
 ネルソンは慣れないながらも丁寧な正座から頭を下げてそのうえで帝に挨拶をした。その動きは実に礼儀正しい。
「エイリス軍大将、騎士提督ヴィクトリー=ネルソンです」
「あっ、凄いイケメンですね」
「えっ!?」
 ネルソンは帝の今の明るい言葉に思わず声を出した。
「今何と」
「ですから。素晴らしい美男子だと」
「あの、今ここは」
「ああ、帝ちゃんはいつもこうなんだよ」
 東郷は帝の御前でもいつもの調子だった。明るく砕けた調子で驚きを隠せないネルソンに言ったのである。
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