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麗しのヴァンパイア
第三百九十八話

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                第三百九十八話  また元気よく
 七人はまた泳いだり遊んだりしていたが美樹は再び五十メートルプールに行ってそこでクロールで泳いだが。
 二往復してから一緒に泳いでる華奈子に話した。
「水泳って泳いでる時はそんなに疲れないけれど」
「そうそう、泳ぎ終わってね」
 華奈子も応えた。
「その後でね」
「疲れを感じるのよね」
「そうよね」
「そう、それでね」 
 だからだというのだ。
「私も今凄く泳いでるけれど」
「後でよね」
「そう、どっと疲れが来るでしょうね」
「けれどでしょ」 
 それでもとだ、華奈子は美樹に笑顔で話した。
「美樹ちゃんまだ泳ぐでしょ」
「ええ、泳ぐこと好きだから」
「だったら好きなだけ泳いだらいいのよ」
 華奈子は美樹にまた笑顔で話した。
「そうして疲れたらね」
「その時はなの」
「そう、お家に帰って」
「そうしてなのね」
「休んだらいいのよ」  
 こう言うのだった。
「そうすればいいのよ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「今は泳ぎましょう」
「好きなだけ」
「そう、疲れた後は」
 その後はというのだ。
「寝ればいいのよ、その時寝なくても」
「夜なのね」
「沢山身体動かしたら」
 その時はというのだ。
「よく寝れるわよ」
「だからいいのね」
「そうよ、疲れたら疲れたらでよし」
「それでいいのね」
「だから」
 美樹にさらに話した。
「一緒に泳ぎましょう」
「自分が満足するまで」
「そうよ、じゃあまた泳ぐ?」
「そうするわ」
 美樹は華奈子の言葉に頷いた、そうしてだった。
 一緒に五十メートルプールで泳いでいった、もう後で疲れることはどうでもよくなっていた。


第三百九十八話   完


                   2021・9・1
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