第四百七十九話 仲間達集結その十二
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「また随分とね」
「食いものや薬がだな」
「集まったわね」
「これだけの数でしかも何日も戦うからな」
「だからなのね」
「これだけのものをだ」
まさにというのだ。
「用意しておくのだ」
「そうなのね」
「多過ぎてもだ」
例えそうでもというのだ。
「まだだ」
「多過ぎないの」
「そう思っていてもな」
「やっぱり食べて使うのね」
「そうなる」
「何しろ中には凄く食べる人もいるね」
ディエンドも言ってきた。
「僕達の中には」
「ああ、そうね」
ルナはディエンドにも応えた。
「言われてみれば」
「だからだよ」
「食べものも医療品も」
「全部ね」
そうしたものはというのだ。
「もう、なんだ」
「多過ぎてもっていうのね」
「そう思ってもなんだよ」
「それだけ使うのね」
「むしろそう思っても足りないから」
こうも言うのだった。
「ものってのは」
「多過ぎてもなのね」
「だからもうね」
「あれだけ用意するのね」
「それで足りないと思った時は」
その時はというと。
「もうね」
「すぐに調達出来る様にしておきます」
光も言ってきた。
「その時は」
「その場合のことはもう聞いている」
九内が言ってきた。
「だからだ」
「その手配もですね」
「しておいた」
こう光に話した。
「既にな」
「そうですか」
「戦いは準備だな」
九内は光に鋭い目で問うた。
「決めるものは」
「はい、もうそれが出来ていますと」
「それだけ有利に戦える」
「その通りです」
「ではだ」
九内はさらに言った。
「こうして整えていってだ」
「決戦の時が来れば」
「その時はだな」
「その準備がです」
まさにというのだ。
「力の一つになります」
「その通りだな、ではだ」
「今からですね」
「準備をしておく、万が一足りないと思った時もな」
「すぐにですね」
「ものが届く様にしておく、ただな」
ここで九内はこうも言った。
「どうもその心配は万が一どころか億が一だな」
「食べものや医療品はこちらからも持って来る」
鳳鳴が強い声で言ってきた。
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