第四百七十九話 仲間達集結その十
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「彼等は俺達ですらその通りと頷かせてくれる」
「それだけの重みがあるね」
「神と戦い続けているだけにな」
それ故にというのだ。
「それだけの重みがだ」
「あるよね」
「その通りだ、敵に回すことなぞ考えられない」
アニーもカンピオーネとして言う。
「全くな」
「私もです、間違いなくカンピオーネを越えた存在です」
翠蓮も言うことだった。
「仮面ライダーとは」
「数百年経た戦いですら遥かに凌駕するのです」
リリアナは真剣な顔で述べた。
「恐ろしくかつ頼もしい方々です」
「だからこそなのね」
「言葉にも重みがあります」
リリアナはルナに答えた。
「まことに」
「そういうことね」
「ですから私達の軽率な振る舞いや不注意も」
「止めてくれるのね」
「あの方々は」
「これがどこにも目があるみたいでな」
「すぐに言ってくれるんだよ」
佐藤と田中も話した。
「そしてそれがな」
「助かるんだよな」
「しかもいい人達だしな」
「凄くな」
松田と元浜も話した。
「余計にいいんだよな」
「言葉にも説得力があるんだよ」
「その言葉に間違いはないっていうか」
ルナは仲間達の言葉を聞いて言った。
「それを裏付けるものがあるってことね」
「そうだよな」
クイーンも応えた。
「それは」
「全く何もない奴が言ってもね」
「説得力なんてないな」
「全然ね」
「そうだよな」
「どんなことを言っても」
例えそれが正論でもだ。
「何もなかったりね」
「信用出来ないとな」
「もうね」
それこそというのだ。
「何を言っても信用出来ないわ」
「そうなんだよな」
ろくろも言ってきた。
「何もない、全く信用がないとな」
「何を言っても」
「本当に聞かないんだよ」
「誰もね」
「そういえば」
ここでだ、ラ=ピュセルはルーラを見て言った。
「ルーラさんも最初は」
「信用なかったっていうのね」
「はい、正直きついだけで」
そうした印象でというのだ。
「僕も聞いていられないでした」
「正直口悪いからね」
「態度もでかいしね」
ユナエルとミナエルも言った。
「ちょっと付き合ってるだけだとね」
「ルーラって只の嫌な奴なのよね」
「けれど実は思いやりが深くて面倒見もよくて」
ラ=ピュセルはさらに言った。
「公平で人を絶対に見捨てないですから」
「しかも努力家だしね」
「何でも必死にやるし」
「教えてって言ったら何度も教えてくれるし」
「そうした人だからね」
またユナエルとミナエルが言った。
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