第四百七十九話 仲間達集結その九
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「餃子の旦那とかな」
「ベートーベンさん?」
「ああ、もう誰も止められねえだろ」
「そうね」
ルナもベートーベンについては完全に同意だった。
「あの人はね」
「人の話を聞くなんだな」
それこそというのだ。
「絶対にねえからな」
「制御不可能ね」
「それは絶対にしないことだ」
フレイの弟のロキも言った。
「あの人の耳は特別だ」
「人の意見は耳に入らないのね」
「モーツァルトさんと同じくな」
「もうあの人達は好きにさせろ」
鬼姫までこう言う。
「止められる筈がないからな」
「まあそうした人達もいるさ」
ゾーラは余裕で笑って述べた。
「そういうことでな」
「いいの」
「そう思うことさ、まあそうした連中もいるってことでな」
そうしてというのだ。
「やっていこうな」
「そういうことね」
「魔法で止めてもいい」
アインズは冷静に述べた。
「そうしてもな」
「いいの」
「美樹君はそこまでではない」
「じゃあベートーベンさんはモーツァルトさんは?」
「魔法の無駄だ」
(あの人達魔法も完全に無効かするからな)
アインズは心の中で呟いた。
(俺でもどうしようもないんだよな)
「暴力に訴えることは下の下だしな」
「仲間同士で暴力なんてね」
「暴力は使うべき力ではない」
アインズはこうも言った。
「武力は使ってもな」
「それでもなのね」
「だから私は暴力は使わない」
「武力を使うのね」
「そして私は仲間内で暴力は使わない」
「それこそが真の主です」
セバス=チャンも認めることだった。
「王者たる方です」
「そうだな」
「まあそうした人達はそうした人達でね」
恭子も言ってきた。
「頑張ってもらうから」
「いいのね」
「ええ、どうとでもなるわよ」
「多少暴れる方がよい」
クロノワールは鰐男を従えて笑って言った。
「過ぎてもな」
「それ位でなのね」
「うむ、わらわも暴れる方だしな」
ルナに自分のことも話した。
「それでよいのじゃ」
「まあ例外中の例外中の例外の人でもないとライダーの人達のお話は聞くから」
百代が言ってきた。
「だからね」
「安心していいのね」
「ええ、やっぱりあの人達の言葉は違うわ」
「戦ってきた重みが違うんだよね」
サルバトーレも認めることだった。
「カンピオーネよりさらにね」
「その通りだ」
アレクサンドルも認めることだった。
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