第四百七十九話 仲間達集結その八
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「スサノオとも戦えるわ」
「そういうことだ」
「そうよね」
「あんたの治癒魔法はかなり凄いから」
ルナにここで言ったのはさやかだった。
「いざって時はお願いね」
「わかったわ、けれどあんたちょっとね」
「どうしたの?」
「向こう見ずな訓練をするから」
さやかのこのことを指摘した。
「慎重にね」
「それよく言われるのよ」
さやかはルナの指摘に困った顔になって応えた。
「これがね」
「そうなの」
「けれどどうしてもね」
「前に出るのね」
「よくまどかにも言われるの」
そのまどかを見て述べた。
「だから注意してるんだけれど」
「ついついなのね」
「前に出て」
そうしてというのだ。
「言われるのよ」
「そうなのね」
「これがね」
「確かに出過ぎだわ」
五恵も言ってきた。
「さやかちゃんは」
「自覚してます」
「頭に血がのぼりやすいから」
そうした性格だからだというのだ。
「それで仲間思いだし」
「誰かがピンチですと」
ついついというのだ。
「出てしまいます」
「そうね、けれどね」
「はい、そこはですね」
「気をつけてね」
「これからもそうしていきます」
「まあ何かあったら私達が止めるから」
レキが後ろから言ってきた。
「安心して」
「そうしてくれます?」
「さやかにはよく助けられてるし」
レキは微笑んで述べた。
「だからね」
「それで、ですか」
「さやかが間違えそうだったら」
「レキさんがですか」
「止めるわ、だから安心してね」
「はい、ただ自分でもですね」
「注意してね」
「そうしていきます」
「まあな、結構以上に前に出る奴多いしな」
カイジンが後方から笑って出て来た、その後ろにはいつも通りガルム、ドルド、ミルドの三人がいる。
「さやかの嬢ちゃんはまだましか」
「遥かにましだよな」
「ああ、正直言ってな」
「・・・・・・・・・」
「ミルドさんは喋らないのね」
ルナはミルドのこのことをしてきした。
「そうなのね」
「喋られるそうですが」
白夜が答えた。
「ですが無口な方だとか」
「だからなの」
「はい、喋らない様に思われるのです」
「そうなのね」
「実際にさやかの嬢ちゃんはまだましだぜ」
「中にはどうしても止められない人もいるからな」
レスターはうんざりとした顔で述べた。
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