とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
また逢う日まで
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なっちゃん「あー、辛かった…」テローン
葉月「まさか同じ失敗を繰り返すなんて…」テローン
なっつん「うぅ、まだ口がヒリヒリする…」テローン
食事をどうにか終えた一同は店の外に出た。
れんげ「みんなドンマイなのん」
なっつん「サンキューれんちょん…」
なっつんたちにはれんげの慰めがありがたく感じた。
ひかげ「美味しかったね」
空「」ウン
樹々「うどんにあんな食べ方があったなんて知らなかったわあ」
朝霞「どんな食べ方ですかー?」
空:麺と具材を少しずつレンゲに載せて食べる。
なっちゃん「ああ、前やりよったもんね」
葉月「私たちもそうすればよかったわね」
なっつん「今度からそうやって食べるよ。もうバカな真似はしない!」
小鞠「また繰り返しそうな気がするけどな」
ケイト「トコロデいま何時デスカー?」
渚「19時ちょっと前だね。そろそろ電車が来るよ」
腕時計を見ながら渚が答えた。
蛍「それにしてもこの2日間、本当に楽しかったですね」
ケイト「そーですネー!この2日間で夏休みの楽しみをゼンブ使ってしまったように感じマース」
渚「それもこれも、あのときひかげ君たちが田んぼで虫取りしていなかったらーーーいや、私たちが旭丘を旅行先に選んでいなかったらありえなかったんだと思うと人の縁ってつくづく不思議だよねえ」
一穂「そうだねえ。果たしてこの縁はどこまで続くかな?」
れんげ「もちろんずっと続くのん!旭丘も福岡も同じ1つの空で繋がってるん。だから途切れるわけないんなー」
れんげが強い口調で言った。
なっつん「れんちょん、もしかして泣いてる?」
れんげ「……泣いてないのん」
れんげは即座に否定した。心做しか涙声に聞こえたのは気のせいだろうか。
渚「いやー、今回の旅はれんげ君たちのおかげでとても充実したものになったよー!ありがとうね!」
心情を察した渚があえて明るくれんげに声をかけた。
れんげ「ウチも栗ちゃんたちに会えて楽しかったん!今度はウチらが栗ちゃんのところに行くから待っててほしいのん!」
渚「うん、約束だよ。いつでも待ってるからね」
れんげ「あい!」
渚とれんげは握手を交わした。
ジリリリリリリリ
そのときベルが鳴り、電車がホームに入線してきた。
蛍「あ、電車…」
朝霞「いよいよお別れですねえ」
やがて電車が停まってドアが開いた。
樹々「それでは私たちは行きますので。2日間、本当にありがとうございました!」
スケブ勢「「ありがとうございました!!」」
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