とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
また逢う日まで
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た子です」
霧島渓「私たちが行けなかったやつだ」
小木高嶺「話しは空から少し聞いたよ。なかなか変わった子みたいじゃないか」
1年生の女子部員、霧島渓と小木高嶺も会話に加わる。
田辺涼「そしてその旅行で梶原さんが大きく成長した姿を見せたとも聞きました」
氷室風「私たちもその勇姿、見届けたかったです」
朝倉そよぎ「本当ねえ」
2年生の女子部員、田辺涼と氷室風の反応にもう1人の美術部顧問、朝倉そよぎが相槌を打った。
大庭月夜「それでその手紙にはなんて書いてあるんですか?」
同じく2年生の女子部員、大庭月夜が言った。
全員「!?」バッ
皆が驚いたような表情で月夜を見た。
木陰「……つっきー、いつからそこにいたの?」
月夜「そんな…。今日は珍しく一番乗りで部活に来たのに誰も私に気づいていなかったなんて……!」
月夜は存在感に乏しいのか影が薄く、目の前にいても誰からも気づかれないことが往々にしてあった。
月夜「空閑っちも梶原さん同様、私の扱いがわかってきたね!」グッ!
だが当の本人はそれを気に入っているらしく、渚に向かって笑顔でサムズアップした。
葉月(むしろ喜んでる!?)
渚(気に入ってるのか・・・。)
日和「んー、まあいいわ。私はあとで読むからあんたたち先に読んでいいわよ」
日和はそう言って封筒を近くにいた空に渡した。
夏海「なになに、なんて書かれとうと!?」
ケイト「ケイトも気になりマース!」
凉&風「どれどれ、どんな変わり者なのか私たちが見定めてあげましょう」
朝霞「お、写真も入ってますねー!」
木陰「あのトンネルで撮った集合写真ね」
自然と空の周りに人が集まる。
教師陣以外の全員で机に置かれた手紙を覗き込むようにして手紙を読んだ。
ーーー
凉「手紙の書き出しが“にゃんぱす”で始まるとは…」
風「これはいいセンスを持ってますなー」
葉月「良かったわね。夏海ちゃん、梶原さんのおかげで小鞠ちゃんともっと仲良くなれたって」
渚「よかったねえ」
ケイト「れんげも張りきってるミタイですねー。空がプレゼントした絵の色塗りも着々と進んでるようデース」
樹々「れんげちゃんの作品を見るのが楽しみね」
手紙を一通り読んだメンバーがそれぞれの感想を口にした。
大地「梶原、なんかしたのか?」
木陰「根岸ちゃん、詮索しちゃダメ。これは乙女の秘密よ」
大地「なんでだー!教えてくれた
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