とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
また逢う日まで
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の手紙を取りだした。
一穂「さっき石川のばあちゃんからほのかちんの手紙をもらったのでしたー」
れんげ「」パアアア
れんげの表情が明るくなったのは言うまでもない。
れんげ「それを先に言うん!なんて書いてるのーん!!」ガッ!
一穂「うおっ!? えー、れんちょんや空ちゃんたちと一緒に遊べて楽しかったってー。あと来年の正月も来るんだって」
れんげ「正月来るん!?」
一穂「そう書いとるよ。あと写真もついてた」ホレ
写真を見ると、空たちと先日トンネルで一緒に撮ったものだった。
れんげ「ウチもほのかちんと空ちんたちにお手紙書くーん!」カッ!!
ほのかからの手紙はれんげを奮起させるいい起爆剤になった。
れんげ「姉ねぇ、お手紙!! お手紙!!」
一穂「お昼ごはんはー?」
れんげ「あとでいいのん!」
一穂「えーと…葉書は寝室だったっけー?」
れんげ「葉書よりふーとーのがかっこいいのーん」
一穂「封筒は…どこだったかなー」
一穂が寝室に向かって歩きだす。れんげもついてきた。
れんげ「あと、ほのかちんから送られてきた写真を空ちんにも送りたいのん!」
一穂「あー、はいはい」
れんげ「切手もいるのんなー」
一穂「そやなー」
昼食を後回しにして2人は手紙を書き始めた。
ーーーーーー
-分校-
夏休み明けの分校。
始業式が終わり、教室ではテストが行われていた。
一穂「いやー、夏休み明けはだるいねー。しかも始業式のあとすぐテストだしなー」
一穂「……って学生のころは思ってたけど、いざ自分が傍観できる立場になってみるとなかなかおもしろいわー。みんながんばれー」ニャハハ
生徒5人(れんげ、蛍、夏海、小鞠、卓)
(うるさい…!!)
ーーーーーー
蛍「センパイ、今日のテストできました?」
帰り道、蛍が小鞠に聞いた。
小鞠「ビミョー。国語、あんま得意じゃないから…」
小鞠「夏海はテスト…えっ?」
夏海「」ズーン…
小鞠は隣にいる夏海にテストの出来を聞こうとしたものの、夏海があまりにも凹んでいたため一瞬言葉に詰まってしまった。
小鞠「うわ、凹みすぎ!」ゲッ!
夏海「国語はアカン…国語はアカンでしょー」ブツブツ
れんげ「なっつん、そんなできなかったん?」
夏海
「できないっていうか問題悪すぎ……。なんなの!あの『この時の作者の気持ちを答えなさい』って問題はっ!!?」
夏海「そんなん作者じゃないんだし分かるワケないじゃん!! 『カレー食いてー』とか思って書いてるかも
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