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物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
最後の晩餐
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われている(ネズミ)がチーズをあまり食べないように油揚げが嫌いな狐もいるはずなん!自分の勝手なイメージや先入観だけで物事を決めつけるのは止めたほうがいいん。いつか身を滅ぼすことになりかねないのん…」

朝霞「れんげちゃんって本当に小学生ですよね?」ヒソヒソ

葉月「そのはずですけど…。私もよく分からなくなってきました」ヒソヒソ


反対側のカウンターに陣取った朝霞と葉月がその様子を見ながらひそひそ話をしている。


れんげ「まあそれは置いといて、早く食べないと麺がのびてしまうん」

蛍「そうだね、食べよっか!皆さんすみません、お先にいただきます」

れんげ「いただきますん」

一穂「いいよいいよ、来た人からどんどん食べてね」


残りのメンバーの注文の品も揃いつつあることから4人は食事を開始した。


なっちゃん「そういやケイト、初めてうどんを見たとき『コレが噂のジャパニーズパスタデスネー!!』って言いよったね。覚えとう?」

ケイト「覚えてマスヨー!アレは衝撃的でしたネ」

なっつん「ケイト、七味かける?」

ケイト「OH! ありがとーございマース!」


なっつんが七味唐辛子の小瓶をケイトに渡した。


ケイト「」パラパラ

ケイト「」ズズー

ケイト:( ????? )??"??"??"??"??"

なっつん「どうしたの?」


うどんの味を噛みしめるように咀嚼を続けるケイトを不思議に思ったのか、なっつんが声をかけた。


ケイト「ヒトツ…フタツ…ミッツ……?ミッツめから先がいつもワカリマセーン」

なっつん(七つの味を数えてる!?)

なっちゃん「ケイトはうどん食べるとき、いつもそげんして食べるんよ」パッパッ

なっつん「そ、そうなんだ…。ケイト、ちょっと借りるよ」スッ


なっちゃんがうどんに七味をかけているのを見てなっつんも七味が欲しくなり、ケイトから小瓶を受け取った。


渚「小鞠君、なんでこのそばを“月見そば”っていうか知ってるかな?」


別の場所では渚が小鞠に自分の月見そばを見せながら話しをしていた。


小鞠「えっ、どうしてですか?」

渚「昔の人は月見そばの卵の黄身を月に見立ててそばを食べていたんだってさ」

小鞠「へー、そうなんですね!」

渚「とても奥ゆかしい考え方だろう?昔の人はそうやって風情を感じていたんだねえ」

蛍「私も知ってます!『日本庭園は枯山水(かれさんすい)の敷かれた砂利を水の流れに、そして庭全体を大きな池に見立てて楽しむもの』なんだってお父さんが言ってました」


小鞠の隣で食べていた蛍が言った。


小鞠「そうなんだ…」

渚「そうそう。
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